現在、日本人の死因として、心疾患はがんに次いで2番目に多くなっています。
その背景には、高齢化に加え、食生活をはじめとする生活習慣が大きく関わっていることが知られています。
ハートレシピは、「心臓にやさしい」をコンセプトとして、
誰もが美味しく手軽に取り入れられる、新しい健康レシピです。
レシピは、心疾患対策に積極的に取り組む地域の医師や管理栄養士監修のもと、地方自治体と協同で開発。
心臓の健康に着目し、1日あたりの食塩相当量を6.0g未満とし、
魅力的な地域の特産品を中心に、1日あたりの野菜の摂取量は350g以上としました。日本心臓財団は健康のために、1日あたり塩分を6g未満の摂取に抑え、野菜を350g以上採ることを推奨しています。
心臓にやさしい!塩分は1日
6g未満・野菜350g以上
日本人の平均塩分摂取量は9.9g、野菜摂取量276.5gに対し、レシピ1日あたりの食塩摂取量を6g未満におさえつつ、野菜を350g以上摂取できるように調整しています。
“作り置き”で、
お手軽に健康管理サポート
アレンジした9レシピには、いずれも翌日以降も保存が効く“作り置き”メニューを用意。毎日の調理の煩わしさを解消できます。
「おかずのタネ」で、
簡単・お手軽に調理に幅
作って保存しておくだけで、さまざまな料理にアレンジできる「おかずのタネ」を3種類盛り込み、アレンジ例も2つずつ掲載。料理初心者の方でも作りやすい、簡単にレパートリーが増やせるレシピです。
塩分量やエネルギー量を正確に計るため、材料は全てg(グラム)表示になっています。
急速に高齢化が進展する中、近年注目を集めているのが、高齢者の単身世帯の増加です。
「日本の世帯数の将来推計※」によると、65歳以上の世帯主における独居の割合は、
2015年の約32%から2040年推計では40%に増加するとしています。
特に男性独居率の割合の上昇は顕著で、65歳以上の女性が約3%増(21.8%から24.5%)だったのに対し、
65歳以上男性では約7%増(14%から20.8%)と推計されています。
※国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)2018(平成30)年推計」
高齢者の単身世帯の増加により危惧されるのが、栄養バランスの乱れなどの食生活の問題です。
日本能率協会総合研究所の「60歳~79歳の男女に聞く食生活と食意識に関する調査」(2015年)によると、
食生活に関し、「栄養バランスがとれているか」と尋ねたところ、
夫婦で同居もしくは子ども家族と同居している世帯では8割以上が「とれている」と回答したのに対し、
単身世帯では約半数のみと大きく減少しています。栄養バランスがとれない理由については、
「ひとり暮らしだから(80%)」「毎回きちんと料理を作るのが面倒だから(56%)」
といった回答が多くあがっており、料理自体へのハードルが高いことが伺えます。
この度の心臓にやさしいハートレシピは、簡単に作り置きしやすく、という点にフォーカスし、
日々のバランスの取れた食生活へのサポートとなることを目指しています。
「ハートレシピ」は、公益財団法人日本心臓財団と、エドワーズライフサイエンス株式会社が、地域の自治体や専門家らとタッグを組み、地域の特産品の魅力を活かして協同開発するものです。レシピを通じて、県内外を問わず、多くの方に心臓の健康に関心を持っていただき、生活習慣の見直しにつながることを目指しています。
お問い合わせ先
「ハートレシピ」プロジェクト事務局
(株式会社ジェイ・ピーアール 担当:津川・小林)
メール:heart-recipe@k-jpr.com
心臓にやさしい!塩分は
1日6g未満・野菜350g以上
日本人の平均塩分摂取量10.0g、野菜摂取量293.6gに対し、レシピ1日あたりで食塩相当量を5.5gに抑え、エネルギー1746kcal、脂質41.9g、食物繊維16.0gとしています。
1日平均
29種類の食材を使用
野菜、海草、いも類(こんにゃく)、果物を一日あたり平均18種類、調味料以外の食材を計平均29種類使用。
秋田県の家庭料理に
フォーカスした料理
本年度のハートレシピは秋田県在住の方に地域の家庭料理について調査を実施。県民が「家庭料理」だと思う料理にフォーカスして、普段の料理で上手に減塩し、野菜を多く摂取できるレシピにこだわりました。
塩分量やエネルギー量を正確に計るため、材料は全てg(グラム)表示になっています。
一年の半年が深い雪に覆われる秋田県の家庭料理は、野菜や山菜を利用した漬け物、魚や肉を主とした保存食など、
冬を生き抜くための貯蔵技術を生かした料理が多いことが特徴と言えます。
また、コメの国・秋田を代表するきりたんぽ鍋やしょっつる鍋などの鍋料理は、コメの国にふさわしく、
収穫の喜びを分かち合う食文化の一つです。
加えて、広大な面積を誇る秋田県は県内でも北と南で気候が異なるため、
家庭料理の内容もまた南北で変わる点も特徴です。
一方で、漬物や保存食といった食文化は、秋田県の塩分摂取量の多さにつながっています。
過剰摂取が要因の一つとなっていると考えられる心疾患や、
脳卒中を含む脳血管疾患の死亡率もそれぞれ全国8位、1位と高い水準にあるため、
減塩をはじめとする食生活の改善が求められています。
「ハートレシピ」は、公益財団法人日本心臓財団と、エドワーズライフサイエンス株式会社が、地域の自治体や専門家らとタッグを組み、地域の特産品の魅力を活かして協同開発するものです。レシピを通じて、県内外を問わず、多くの方に心臓の健康に関心を持っていただき、生活習慣の見直しにつながることを目指しています。
お問い合わせ先
「ハートレシピ」プロジェクト事務局
(株式会社ジェイ・ピーアール 担当:末澤公基)
メール:heart-recipe@k-jpr.com
今回は、秋田県とコラボレーションし、24種類のレシピが生まれました。
心臓に優しい、塩分抑え目、
野菜350g以上
レシピ1日あたりで、エネルギー1750kcal、脂質48g、食物繊維17g、食塩相当量5,7g。
1日平均
33種類の食材を使用
野菜、海草、いも類(こんにゃく)、果物を1日あたり平均20種類、調味料以外の食材を計平均33種類使用。
自然を美味しく、食材の味を
引き立たせるこだわり
食材そのものに含まれている旨味、甘味、苦味を活かし、調味料の使用を控えることで、食材の味を引き出した減塩料理となっています。
塩分量やエネルギー量を正確に計るため、材料は全てg(グラム)表示になっています。
実に650kmにも及ぶ海岸線に加え、県土の77%が森林地域という圧倒的な自然が魅力の和歌山県。
みかんやうめ、かき、ももなどの果物類が全国的にも有名ですが、
冬も温暖な気候であることなどから、実は野菜栽培も盛んです。
全国1位の出荷量を誇る実えんどうや3位のししとうをはじめ、
しょうが、はくさい、キャベツ、だいこんなど、多くの野菜が栽培されています。
また、北部では瀬戸内海、南部では太平洋に面していることから、
たちうおやしらす、かつお、まぐろ、いさきなど魚介類にも恵まれるなど、
海山問わず、豊富な食材を有することが和歌山県の特徴の一つです。
和歌山県は心疾患の死亡率(高血圧性を除く)が全国の都道府県の中でも3番目に高く、県内ではがんに次いで2番目に多い死因となっています。
また、野菜の摂取量は男性が全国38位(272g/日)、女性が全国37位(264g/日)と、男女ともに全国平均を下回っています。
こうした健康や食の課題解消に向け、わかやま健康と食のフェスタをはじめ、さまざまな取組が進められています。
出典:人口動態統計
山や海に囲まれ、農作物や魚介類がバランス良く、豊富に採れる和歌山県ならではの食材を中心に、季節に応じた朝昼晩のレシピを合計24レシピ、作成しています。
「ハートレシピ」は、公益財団法人日本心臓財団と、エドワーズライフサイエンス株式会社が、地域の自治体や専門家らとタッグを組み、地域の特産品の魅力を活かして協同開発するものです。レシピを通じて、県内外を問わず、多くの方に心臓の健康に関心を持っていただき、生活習慣の見直しにつながることを目指しています。
お問い合わせ先
「ハートレシピ」プロジェクト事務局
(株式会社ジェイ・ピーアール 担当:末澤公基)
メール:heart-recipe@k-jpr.com
今回は、和歌山県とコラボレーションし、24種類のレシピが生まれました。
低エネルギー、塩分抑え目、
野菜350g
レシピ1日あたりエネルギー1675kcal、脂質40g、食物繊維18g、食塩相当量5.7gに抑えられています。
1日平均
31種類の食材を使用
高知県の特産品を中心に、野菜、海草、いも類(こんにゃく)、果物を1日あたり平均21種類、調味料以外の食材計平均31種類を使用しています。
昼食>夕食>朝食で1日の
活動量に沿った栄養摂取
エネルギーの平均比率は朝:29%、昼:37%、夜:34%で内臓への負担を低減する食事量に調整されています。
塩分量やエネルギー量を正確に計るため、材料は全てg(グラム)表示になっています。
深い木々が立つ四国山脈の山々と太平洋に囲まれた豊かな自然に加え、
年間を通じて温暖な気候の恩恵を受ける高知。
豊かな土壌と海、そして、そこで生きる人々の営みから、高知の美味しい食材が生まれています。
野菜では、なす、みょうが、ししとう、しょうが、にらの出荷量は全国一位を誇ります。
年間の日照時間が長いことから、文旦や新高梨など果物の栽培も盛んです。
また、太平洋の海から全国的に有名なカツオをはじめ、さまざまな種類の魚介類が獲れます。
これらの豊かなや山や海の食材が、ハートレシピにも豊富に盛り込まれています。
高知県では、全国平均と比較して約10年先行して高齢化が進んでいるとも言われています※1。
また、心疾患(高血圧性を除く)の死亡率が全国の都道府県の中でも高く※2、健康課題解消に向けて、積極的に対策を進めています。
四季に応じた旬の食材を用いて、朝食から夕食までの3食を一週間分、合計21レシピご紹介しています。
「ハートレシピ」は、公益財団法人日本心臓財団と、エドワーズライフサイエンス株式会社が、地域の自治体や専門家らとタッグを組み、地域の特産品の魅力を活かして協同開発するものです。レシピを通じて、県内外を問わず、多くの方に心臓の健康に関心を持っていただき、生活習慣の見直しにつながることを目指しています。
お問い合わせ先
「ハートレシピ」プロジェクト事務局
(株式会社ジェイ・ピーアール 担当:末澤公基)
メール:heart-recipe@k-jpr.com
今回は、高知県とコラボレーションし、21種類のレシピが生まれました。