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拡張型心筋症でアンカロン服用をすすめられたが、副作用が心配

73歳 女性
2005年5月29日

73歳の母のことで相談いたします。昨年の12月に起きた発作で入院した時点で初めて拡張型心筋症という病名を告げられました。不整脈の発作を抑える薬として今までの薬が効かないので、アンカロンを使いますと言われました。現在、不整脈の発作が起きないように、ディオバン錠、テノーミン、アーチスト、カルグート、アルダクトン、ラシックス、ランメルク錠、酸化マグネシウムを飲んでいます。
しかし副作用なのか、病状の悪化のためなのかわからないのですが、アンカロンを飲み始めてからだんだん体調が悪くなり、現在は目も悪くなり食欲も無く寝たきりの状態で苦しんでいます。
アンカロンは危険な薬で副作用も強いと聞いています。薬の組合せも難しいようなので、現在使用中の薬の組合せに問題がないか、もう少し薬を減らすことができないでしょうか。

回答

難しい状態のようで、ご心配のことと思います。アンカロンは確かに副作用が多いといわれますが、効果も他の薬に変えられない場合があるかと思います。また症状はご指摘のように、病気自身の症状か、薬の副作用かの判定がしばしば困難です。
薬を少なくすることは考えられますが、一般的には効果と副作用をみながら調節していくべきものです。特に重症の場合は入院して毎日状態をみてもらい、検査も受けて治療法を決定していくのが普通と思います。

結局詳細な状況はこちらでは分かり難く(同じ病名でも状態は1人1人違うものです)、特に薬については主治医によく事情を話して相談するのがいいと思います。医師を変えることもできますが、その場合も今の医師から専門医(あるいは近医)を紹介するような形で病歴を告げてもらうのことが大事です。

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