疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

DCMとは?

33歳 男性
2004年4月20日

1年前に健診で不整脈があるといわれ、3ヵ月後にホルター心電図と心エコーを実施しました。その時、不整脈は常時不敵に脈が飛ぶことがあるといわれ、心エコーでは少し心臓が大きくなっていて年齢の割りに心機能が低下していると思われるとのことでした。ただし、今すぐに処置必要なレベルとは見えないので、半年後に心エコーを行い経時変化があるか確認しましょうと言われました。
先日、2回目の心エコーを行いました。その結果「心機能・大きさは変化無し、弁の逆流や硬化なし」とのことでしたが、受診の紙にDCM初期値に疑いを持つ?と書いてありました。これはどのような意味でしょうか?

回答

検査受診の紙に「DCM初期の疑い」とあったようですが、DCMとはDilatedCardiomyopathyの略で、拡張型心筋症のことです。心臓が大きく、収縮機能が低下している状態があり、その原因が不明の場合を拡張型心筋症といいます。メールの内容からはそれほど病的な状態であるようには思われないので、多分、検査する医師に注意してもらうために、担当医が検査依頼書に「拡張型心筋症の初期である可能性を考えてしっかりみてほしい」というメッセージを添えたものと思われます。どの程度に心臓が大きく、どの程度の機能低下があるのかわかりませんので、なんともお返事のしようがありません。しかし、問題となるような症状があって、治療を要するようになることでもない限りは心配なさることはないのではないでしょうか。担当医とよくご相談になって下さい。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い