エコー検査で肥大型心筋症といわれた
1年前より動悸がしたり、疲れがとれなかったり、息苦しく感じることがあったりしたのですが、寝不足と思っていました。
心電図、レントゲン、エコーと検査をし、次回は24時間心電図の予定です。
心電図で異常がみられ、エコー検査の結果、肥大型心筋症と言われました。これは治りませんので一生のつき合いが必要です、とのこと。
今まで聞いた事のない病名に驚いています。一体どんな病気なのかもわかりません。
回答
心臓の壁の肥大は高血圧や弁膜症などの心臓に負担のかかる状態があるときに起こってきます。こうした負担がかかるような事情がなく、原因不明のままに心臓の壁の肥大が起こってくる状態があり、これを肥大型心筋症といいます。
肥大は心臓の壁、といっても心室の壁ということになりますが、全体に起こってくる場合と壁の一部に起こってくる場合とがあります。一部に起こってくる場合には、心室の中隔や心尖部に限ってみられることが多いのですが、そのほかの部分に限局的にみられる場合もあります。症状は肥大の起こり方によってさまざまです。心臓の肥大が起こってくると、息切れがし易くなったり、動悸がしたりします。また動悸の原因には不整脈によることがあり、これを確定するためには24時間心電図検査が行われます。
ただ、こうした症状は心筋症がなくても起こることがあるものです。貴方さまの場合も、どれだけの症状が心筋症によるものなのか、精密に調べていただいておくことが望ましいと思います。