大動脈弁閉鎖不全症
36歳
男性
2004年9月13日
3年前に、風邪をひいて病院に行ったところ、心雑音が聞こえるといわれ、心エコー検査を受け、大動脈弁閉鎖不全症と診断されました。その後、半年に一回の経過観察を行っております。
最近、体のだるさを感じるようになりました。特に、足の裏に一日中歩いた後のようなだるさを感じることがよくあります。また、日に1、2回軽い動悸を感じたり、ほぼ毎夕に咳がでたりします。
先日の検診で心エコーと運動負荷試験を行ったところ、進度はII?III程度で、手術の必要はないとのことでした。
体のだるさは、心臓以外に原因があるのではないかといわれましたが、インターネットでこれらの症状を検索すると、心不全の症状に該当するような気がするのですが・・・
回答
身体がだるいといったときに、それが心不全なのか、心臓以外の原因によるものなのか、鑑別することは大変難しいことです。結局は弁膜症の程度とそれを代償している心臓の働き具合によって判断するわけですが、いただいた文面だけからは推測するわけにもいきません。しかし、最近ではBNPという心臓ホルモンを測定することが行われています。このホルモンは弁膜症があるというだけでも高くなりますが、心不全という要素が加わると、さらに高い値を示します。このあたりを担当医にご相談になっては如何でしょうか。
