冠攣縮性狭心症と登山
4年ほど前、登山中に左肩が急に痛くなり、3年前から胸痛が起こり出し、検査した結果、微小血管狭心症と診断されました 最近までヘルベッサーを飲んでいましたが、あまり効果を実感できないまま経過し、今年に入ってから発作は以前より頻繁に起き、強さも増しました。ニトロペンを使用したところ非常によく効き、8月から薬をヘルベッサーからニトロールに変更したところ、軽い圧迫痛はあるもののこれまでにはない効果を実感することができました。
主治医は、3年前の検査ではアセチルコリンでスパズムを起こさなかったけれど、これだけニトロが効いているのは冠動脈のスパズムによるものだろうと言われています。
薬が硝酸薬に変わり、強い発作もここ一月ほどは起こっていなく嬉しいのですが、春からやめていた登山は、やはり諦めるべきなのでしょうか。
再開するとしたら、発作を起こさなくなってどのくらいが経過したらいいのでしょうか。
回答
49才の女性の明らかな狭心症であって、カテーテル検査では狭窄がないというときには、微小血管狭心症か、冠攣縮性狭心症かのいずれかを疑います。硝酸薬がよく効くので、攣縮性狭心症を疑うようになったと思われます。登山はその程度によることなので、一般論でのお返事はできないのですが、まずは、トレッドミル運動負荷試験を行ってみては如何でしょうか。これが陽性であれば、断念しなければなりません。陰性ならば、登山の内容によっては、可能性があります。
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