心筋梗塞手術後のしびれと痛み
夫は2ヵ月前に入院し、1ヶ月前に手術。現在に至る。
心筋梗塞のため、冠動脈が2本詰まっているとの診断。カテーテル検査の結果、胸骨と左足脛部分の血管を取りバイパス手術をしました。約10時間の手術でしたが、一応結果良好との話でした。しかし、術後の経過が思わしくなく、以下のような症状があり大変不安です。
左手全体の痺れやヘルペスの症状に似た痛みが慢性化しています。また、左脇付け根付近への痛みと、同個所に水が溜まり1,000cc摂取したが、一ヶ月後また溜まってきているようです。そして、左目瞼が開きにくい状態が続いています。担当医師は痺れなどの症状は約3ヶ月ほどで治まるとの返答であったが、現在1ヶ月半経過しましたが、一向に治まる様子がありません。
本日、医師からの指示で神経科に行くように言われたとのこと。本人に対し、理由などの説明が全くなされていないため、本人は大変不安に思っており、後遺症は手術時の麻酔ミスなどが原因ではないかと疑心暗鬼になっています。今後、どのように対応すればよいのでしょうか。
回答
心筋梗塞の手術は通常、胸骨正中切開（胸の中央にある胸骨の縦切開）をして、心臓に到達します。その後、胸骨の左・右にある内胸動脈を剥離し、この動脈を悪くなっている冠状動脈に吻合（ふんごう：縫い合わせる）します。また、大腿あるいは下腿にある大伏在静脈をとり出し、これを用いて大動脈と悪くなっている冠状動脈に吻合します。
このような手術方法ですので、普通はご質問のような左手のしびれやヘルペス様疼痛は起こりませんし、1,000ccもの水の溜まることや、左目瞼の開かない状態は普通起こらないので、明確な答えが出来ません。
1）ご主人を手術した病院に紹介してくれた医師の方がいると思います。ご主人をその医師のところに連れて行き、症状を診てもらい、相談をされるのが良いと思います。
2） 紹介状をくれた先生から手術をした先生に、ご主人の現在の症状の原因と治療法を問い合わせてもらうことも考えられます。
紹介してくれた先生の力を借りるほかないと思います。
