中学生で右脚ブロックといわれた
14歳
男性
2004年6月24日
中学生の子どものことで相談いたします。幼少の頃から「疲れた」が口癖で、小学校一年の心電図検査で右室肥大傾向ありとの診断でした。生活には心配はないようなので三年の時からサッカーをしていました。ところが、中学生になって受けた検査の結果は、完全右脚ブロックという聞いたこともない病名でした。かかりつけの内科医に相談したところ、一度専門医に見せたほうがいいと言われました。現在バレーボール部に所属していますが、毎日目の下にくまをつくって帰ってきます。どんな病気なのでしょうか?また、これから先スポーツをしていても大丈夫なのでしょうか?
回答
右室肥大というのは、肥大があるために心電図上、右室の興奮が始まって、終わるまでに時間がかかる状態を生じます。右脚ブロックというのは右室の伝導系である右脚に伝導の遅れある状態をいいます。このため、ここでもまた同様に右室の興奮の開始と終了が遅れることになります。つまり両者は一寸見には区別しにくい状態であるといえます。心配なさることはないのではないでしょうか。ただし、「完全」右脚ブロックというと少し異なります。「不完全」といわれてはいないでしょうか。心配は無用ですが、一応、念のために循環器科を標榜する医師を受診なさってご相談されることをお薦めします。
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