疾患別解説

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健診で洞性不整脈、左軸変位といわれたのですが

47歳 男性
2004年3月10日


2ヶ月前の会社の健診で、洞性不整脈、左軸偏位、高脂血症との結果が出ました。
どのような病気ですか?また、週2回ほどスポーツをしていますが、問題がありますか。血圧は低血圧です。

回答

心臓は規則正しく拍動していると思われていますが、実は拍動の間隔はあまり正確ではありません。例えば、息を吸ったときには間隔は短くなり、息を吐いたときには間隔は長くなります。こうした拍動の間隔の乱れが目立つ場合を洞性不整脈といいます。どの程度の洞性不整脈があったのか判りませんが、通常はあまり病的な意味のあるものではありません。

また、心臓は左胸にあるのですが、この心臓の中を興奮は右上から左下に向かって進みます。興奮の進む方向を心臓の電気軸といいます。電気軸が真横になった場合が左軸変位です。左軸変位となるのは2つの場合があります。一つは心臓が横向きになった場合です。肥満してお腹に脂肪がたまり、心臓を上に押し上げたときにみられます。もう一つは心臓の位置は変わらないのに、左側の心臓部分が厚くなったりしてそちらに向かう電気成分が大きくなった場合です。高血圧の方などにみられます。あなたさまの場合は、血圧は低く、高脂血症があったりするようですので、多分、お腹に脂肪が溜まったのではないでしょうか。

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