右軸偏位、R波低形成といわれた
37歳
女性
2003年12月 8日
集団検診にて、「心電図で右軸偏位、R波低形成の所見あり精密検査を要します」と診断されました。どのような状態なのか、精密検査は必要でしょうか?
回答
心臓は胸の中央部から左にかけて、右上から左下に向かって存在します。この右上から左下に向かう軸が垂直に近く、立ってくる状態を右軸偏位といいます。痩せた人によくみられます。R波低形成とはそれがどの誘導にみられたかで説明が異なります。一般的には心電図の導子と心臓の距離が遠くなると、電位が低くなりますので、R波低形成となります。いずれにしても、心臓の位置や心電図の導子との位置関係できまるものであり、心配な所見ではありません。しかし、精密検査を要するとあるからには、一度、かかりつけ医にご相談になってください。