異常Q波、ST低下、陰性T波といわれた
36歳
男性
2003年11月26日
毎年の健康診断で心電図に異常Q波、ST低下、陰性・2相性Tとあり、精密検査を受けて下さいと表示されます。
1年前は健康診断後の精密検査を受けた際は、異常なしでした。
他の検査は異常ありません。特に心臓が痛んだり、息切れしたり、動悸等もありません。タバコは吸います。学生時代よりスポーツが厳しい為、スポーツ心臓と言われた事はあります。あと気になるのは、疲れやすくなったくらいです。どうしてこのような結果になるのでしょう。
回答
心電図所見の上から、心筋虚血状態が疑われるために精密検査が指示されたものと思われます。心筋虚血とは心臓を養っている冠動脈に動脈硬化性の変化があって、心臓の酸素供給が円滑にいっていない状態をいいます。ただし、こうした心電図変化はこれらの異常がなくてもしばしばみられるために、一応、疑いということで、経過観察し、あるいは精密検査をするわけです。精密検査としては、運動負荷心電図検査が役に立ちます。一度、運動負荷検査を希望されてみてはいかがでしょうか。なお、タバコは冠動脈硬化を進めますので、おやめになった方がよいと思います。