疾患別解説

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右軸偏位、時計方向回転といわれた

30歳 女性
2003年11月18日

健康診断の心電図の検査結果で高度な右軸偏位(120度以上)時計軸回転となりました。
昨年は、右軸偏位、時計軸回転でした
エコーはとってないのですが、120度以上というのが今年はついていたので、不安です。

要観察ということでしたが、検査してもらったほうがいいのでしょうか?
どういう病気なのかもわかりません。
何か、症状があれば教えてください。

回答

心臓の軸は右上から左下に向かうものなのですが、この軸の方向が垂直、つまり90度以上になって右に向かうときに右軸偏位といいます。ただし、これは心臓の電気的な軸のことであって、解剖学的な軸ではありません。時計方向回転というのは、この軸を心臓の先端からみて、心臓が時計の針の回転方向に回っているということです。心臓の軸の変化に伴う二次的な変化です。こうした変化は痩せている人などでよくみられます。もちろん、弁膜症や先天性の心臓病があって、心臓に負担のかかっている状態があるときにもみられますが、この場合は他の所見があって、診断されます。この変化だけでは病気というわけではありません。

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