疾患別解説

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先天性房室ブロックとペースメーカの適応

4歳 男性
2009年5月23日

子どものことで相談いたします。2歳頃に脈拍数が40?50で房室ブロックと診断されました。医師の話では、現在は経過観察でよいが、将来的にはペースメーカの植え込みが必要になるかもしれないと言われました。
房室ブロックの治療方法はなく、悪くなった場合はペースメーカの植え込みしか方法はないのでしょうか。また植え込みの判断となる状態とはどのような場合でしょうか。

回答

先天性完全房室ブロックで心拍数が40?50とのことです。確実な治療法は人工ペースメーカ植え込みだけです。薬は確実ではありません。急死する危険がありますから、その予防が大事です。
次の場合が人工ペースメーカ植え込みの適応となるでしょう。
・心拍数が1分に40以下になり、運動でも増えない場合。
・徐脈のために、失神発作(アダムスーストークス発作)、疲れ易いなどの症状がでてきた場合。

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