疾患別解説

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房室ブロックのある心房粗動

45歳 男性
2007年6月18日

昨年の春に、2度の房室ブロック(ウェンケバッハ)と判明し、2ヶ月に一度経過観察、半年に一度24時間ホルター検査を行ってきました。房室ブロックによる自覚症状はまったくありませんでした。
そして先日、24時間ホルター検査を行い、診察を受けたところ、心房粗動が判明しました。4月の心電図検査では心房粗動は出ていませんでした。
主治医の話では、急は要さないが、カテーテルアブレーションを早めに行ったほうがよいとのことでした。

房室ブロックにより徐脈になっているのですが、心房粗動を治癒するためにカテーテルアブレーションを行った場合、ペースメーカが必要となるほどに徐脈が進んでしまうリスクはどれくらいありますでしょうか。

回答

房室ブロックを伴う心房粗動では、頻脈にはならないので、苦痛はないことが多いのですが、アブレーション治療を必要とする理由は担当医からよく伺っておいてください。また、アブレーションを行って、房室ブロックが進行するというのは、アブレーション部位が房室ブロックの部位に近い場合です。心房粗動では、普通、アブレーションする部位はこれとは離れた心房内の部位ですので、このためにブロックが進行することはないであろうと思います。

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