疾患別解説

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ペースメーカ感染症

73歳 男性
2005年9月10日

73歳の父について相談します。
1回目のペースメーカ植え込み後、高熱とだるさ、食欲不振が続き、感染症の疑いのため、ペースメーカを除去しました。培養結果、感染症(MRSA)反応のため、抗生剤を中心静脈より投与、1ヶ月の絶食により体重が減りました。CRP減少のため、再度反対側からのペースメーカ植え込み術を近日中に行う話が医師よりありました。

<一時的体外式ペースメーカを抜くことに関して>
1)抜いたときに感染が広がることはないでしょうか?
2)ペースメーカを抜くことによっての心臓への影響はありますか?
3)考えられる合併症はありますか?
4)抜く意味は(CRPが下がり炎症反応が治まる)あるのでしょうか?

<その他>
5)中心静脈を抜いてしまってから栄養をどのように補給し、食事ができるようになるまでにどのような過程があるのでしょうか?
6)喘息の薬を使う意味があまりよく理解できませんでしたので、なぜ脈を早くするために喘息の薬が必要なのでしょうか?

回答

1)感染したペースメーカを抜去した後の一時的ペースメーカですので、感染が広がることはないものと思います。
2)ペースメーカがない状態となることになります。しばらく薬で様子をみることになるのでしょう。
3)抜去することによる合併症はないと思います。
4)炎症反応がおさまるかもしれないということは、ペースメーカによる金属熱のような懸念があるためかと思います。
5)中心静脈栄養であったのでしょうか。ペースメーカと中心静脈栄養とは異なります。担当医によく説明を受けてください。
6)脈を速くする薬には喘息治療薬として用いられている薬があります。この場合は、喘息を治療するためではなく、脈を速くするために喘息治療に使われている薬を使うという意味です。

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