疾患別解説

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モビッツ2型のペースメーカ植込み手術

54歳 男性
2005年8月14日

2年ほど前に発病し、初診から1年ほど前までにペースメーカ埋め込み手術を何度も勧められましたが、どうも気が進まずにおりましたところ、一時期ブロックが取れたという診断がありました。
ここ半年ほど受診もしていませんが、ペースメーカ埋め込みが最良の方法なのでしょうか?他の手段はないのでしょうか?

回答

2度房室ブロックで典型的なモビッツ2型に対してペースメーカ植込みの手術を受けるべきか否かのご質問と理解いたします。文面からはブロックに伴う症状の有無もブロックの程度も全く分かりませんのでガイドラインに沿った一般的な考え方のみを記します。

2度房室ブロックがある場合に、症状として失神、めまい、ふらっとする感じなどの一過性の脳虚血による症状があるか否かがペースメーカ植込みの適応を決める重要なポイントになります。こういった症状が明らかな場合には専門医によって意見の分かれるところで相対的適応と呼ばれています。
ペースメーカ植込みにあまり気が進まないとありますが、モビッツ2型というのは房室ブロックの中でも比較的稀なものですので、現在の担当医の紹介を得て、心電図を添えて、他の不整脈の専門医の診察を受けてみてはいかがでしょうか。

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