2:1房室ブロックと肝機能障害
70歳
女性
2003年6月 2日
70歳の母は、めまいや軽い動悸・息切れがあったことから、近くの医院で受診したところ、2:1房室ブロックと診断されましたが、大きな問題はないとのことで、経過観察になりました。
2:1房室ブロックが3度に悪化する割合はどの程度なのでしょうか。そして、2:1房室ブロック患者が特に注意しなければならない点がありますか。
また、肝機能障害がありますが、心臓病との関連がありますか。
主治医は特に問題はないとの診断ですが、家族としては緊急時の対応等が心配です。
回答
2:1ブロックには良性のものと悪性のものとがあります。悪性のものが3度ブロックに進行します。大きな問題はない、経過を観察しようというのは良性ということだろうと思います。
ただ、めまいや息切れがあったというのは気になります。良性であっても、脈拍数が少ないと心不全状態となることがあります。
肝臓障害が原因でブロックが起こるのはかなり強い黄疸があるときにかぎりますが、逆にブロックのために心不全状態となっていると、肝臓機能障害が起こります。一度、循環器内科の専門病院を受診されることをお薦めしたいと思います。