自覚症状のない心室頻拍でもICD適応なのか
今年8月の会社の簡易人間ドックで、心電図で3秒ほどの心室頻拍(自然停止)が発見され、大学病院で検査。ホルター、トレッドミル、RI(ラジオアイソトープ検査)等行ったが、特に大きな問題なし。
不整脈の専門医から、心室頻拍は器質的なものではなく、ブルガダ症候群と診断され、詳しい検査を受けてICD適用となるだろうといわれました。
30年前に1度だけ失神発作を起こしており、救急車で運ばれました。日射病だろうといわれたが頻脈のため、大学病院でカテーテル検査を受け、僧帽弁逸脱症と診断されました。
30年前に1度だけの失神発作、親族に突然死例なし、心室頻拍も自覚症状なしでも、ICD適用例となるのでしょうか。
私としては再度の発作等の自覚症状があればやむなしと思っていますが、いかがでしょうか。
回答
3秒ほどに心室頻拍があったとありますが、その内容が問題になると思います。それによっては、詳しい検査を行う必要があります。ご自身の場合も、すぐにICD適応といわれたのではなく、詳しい検査をする予定ということですので、その結果を待つのが望ましいと思われます。ただ、30年前に失神発作があったというのは大事なことです。再度の発作でもあればというお気持ちはわかりますが、再度の発作が命取りになる場合もあるわけです。詳しい検査の後には、場合によっては、熟慮していただきたいところです。