ペースメーカの異常と交換
中学生の娘は、生まれつきQT延長症候群で、ペースメーカを使用しています。8ヶ月前に2度目のペースメーカの手術を行ったのですが、新しいペースメーカを入れて半年足らずで域値が上がらなくなり、主治医より「新しく入れ替えた方が良い」といわれました。このようなケースはよくあることなのでしょうか?
また、新しく入れ替える際に左鎖骨部にポケットを作り新しい機械をいれるそうですが、現在の機械から電池を撤去するのにリードが少し体内に残るかもしれないとのことですが、体に影響はないのでしょうか?
(現在は左腹部に入れてあり、今度はリードも静脈内を通し、心内膜に繋ぐそうです。まだ方法は検討中ですが・・)
それと、ペースメーカの異常がわかってから4カ月ほど経ちますが、現在電池の出力を最低に設定しており、その間体は特に異常はないのですが、早く入れ替えをおこなったほうが良いのでしょうか?
回答
ペースメーカが挿入されている心内膜面に炎症性反応が起こって線維増殖が起こり、電気刺激が弱められたためとという説明もあります。
ペースメーカの閾値(いきち)が高くなることは、原因不明ですが、しばしばあります。リード線が体内に残ることは、問題ありません。
ペースメーカの入れ替えを急ぐべきか否かは、ホルター心電図などの検査の結果によります。現在の主治医に相談してください。