カテーテル治療後の期外収縮
平成10年頃から会社の健康診断等でWPW症候群と診断され、平成13年10月くらいに発作的なものが起こった(脈が2倍打つような)その年の12月に医師の勧めで大学病院にてカテーテル治療(アブレーション)を行いました。その後何もなかったが、最近になって安静時に発作が起こるようになる(今度は脈が途切れる)このような場合は不整脈でしょうか?
また、早急に治療、診断をしてもらったほうがよいでしょうか?
カテーテル直後は問題なかったのですが、ここ最近(2年位)は忙しくて健康診断も受けていません。
回答
文面からは医学的な情報が十分ではありませんので、以下たぶんに想像を交えての意見になりますがご了解ください。
WPW症候群でカテーテル治療を受けた由ですが、これは多分WPW症候群に見られる発作性上室頻拍の治療と思われます。頻拍は多くの場合、期外収縮という不整脈がきっかけで発作が始まるのですが、頻拍をカテーテル治療で治してもそのきっかけになる期外収縮を治す訳ではありません。期外収縮そのものは正常な人にもよく見られるもので、人によっては全く自覚しない人もあります。頻拍発作のカテーテル治療でその後全く症状のなくなる人も多いのですが、期外収縮による脈の途切れが自覚症状として残る場合もあります。
今回の場合、これまでほとんど自覚しなかった期外収縮を新たに感じるようになったのか、期外収縮の頻度が増えてきたのかよく分かりませんが、いずれにせよ頻拍発作と全く性質の異なる期外収縮によると考えてよいものです。
以前のように激しい頻拍発作でなければ早急に病院に行く必要はありませんが、脈の途切れるのがよほど気になる場合にはそれなりの治療法もありますので、まずかかりつけの医師に相談されてはいかがでしょうか。