疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

携帯型心電計による発作性心房細動の発作時の記録は役立つか

78歳 男性
2010年4月 8日

発作性心房細動と診断され、薬物治療を始めています。
病院で定期受診の際、心電図測定時往々にして動悸の自覚症状がありません。この場合でも、心電図から発作性心房細動の病変を読み取ることが出来るものでしょうか。
また、携帯用の心電計で、自覚症状(動悸)がある時に記録した心電図は、医師の診断の参考になるでしょうか。

回答

発作性心房細動の診断のためには、発作時の心電図記録が大事です。このためには、携帯型の心電計は極めて役に立ちます。携帯型心電計があると、動悸を自覚したときに、すぐ、心電図を記録することができます。そして、これによって動悸が心房細動によるものなのか、そうではなくて、他の種類の不整脈によるものなのか、あるいは単に、気のせいだったのか、判断することができるからです。
ただ、医師によっては、携帯型心電計の記録を大量に持ち込まれると診療の妨げになるので、敬遠される場合があります。担当医の了解を得て、記録し、持参なさってください。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い