アブレーション治療後の不整脈
20歳頃より発作性心房細動があり、加齢とともに発作回数も増え、治まるまでの時間も長くなってきて、シベノール頓服では効きにくくなってきたため、この夏に、担当医のすすめによりカテーテルアブレーション治療をしました。
手術は4時間ほどで終り、1週間ほどの入院中は発作も起きず、手術は成功したかと思われましたが、退院したその日の夜に、また心房細動の発作が起きました。
再発は50%の確率で起こると聞いておりましたので、やっぱりだめだったか、2度目のアブレーションを受けなくてはと思っておりました。
ところがそれ以来続く不整脈は、心房期外収縮で心房細動ではないとのことですが、術前の細動よりも頻繁に不整脈が起きて、また長いときは4?5日も続くのです。
シベノールも1錠3回では効き目がないので、1回に2錠を頓服的に使用しています。この場合は1日3錠というのは守るようにして、大抵は2錠でそれ以上は飲まないようにしています。
脈も術前は60くらいだったものが、術後は70から80になり、自覚としては常に心臓がバクバクしているような状態で話をするのも辛いのです。
この心房性期外収縮が以前の心房細動と違って毎日起こり、薬を飲んでも治り難く、カテーテルアブレーションをしなかったほうが良かったのではないかというくらい日常生活に影響が出ているということです。
この期外収縮がなぜ今になって起きてきたのか、また、この症状を抑えるにはどうしたら良いのか、2度目のアブレーションを受ければ、この症状も改善できるのか、という点についてアドバイスをお願いいたします。
回答
考え方によるところですが、アブレーション後に心房期外収縮が起こりやすくなったというのは、アブレーションをしていなければ、これが心房細動になっていたということにはならないでしょうか。うまくいかなかったと思うと、この症状は苦痛であるのでしょうが、このように考えるならば、うまくいっていたということになります。何にしても、診断を確かめておく必要がありますので、くり返しの24時間心電図あるいは家庭用心電計記録をとってもらってください。もし、心房細動ではなくて、期外収縮だけがでているのであれば、再度、アブレーションをしても効果はありません。