疾患別解説

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急に心臓の鼓動が速くなる

42歳 女性
2005年3月31日

小学生の頃から健康診断で不整脈があると言われました。しかし、その頃は今のような症状はまったくありませんでした。
最近、急に心臓の鼓動が早く、そして大きくなり、立っているどころか、椅子に座っていることさえ辛くなることがあります。通常は水を飲み横になって安静にしていると30分程度で段々回復します。頻度は不定期で、少ない時は数ヶ月間まったくない時もあり、多い時は毎週あります。
そして今回、次のような症状が出ました。
1)睡眠中にこの症状が出たこと。また翌朝まで繰り返しその症状が出たこと。平常に戻るまで6時間以上かかりました。
2)心臓の鼓動が、これまでは力強く大太鼓をたたくような感じであったのが、今回は、タッタッタッと、小刻みな鼓動に変わったこと。
3)腕と脚の血流が悪くなったような感じがして、特に両肩から手首までが痺れてしまったこと。
4)心臓が雑巾を絞るような感じになり、酷い疲労感に襲われ、立っていられなくなったこと。
米国に在住していることもあり、これまで専門医に診てもらったことはありません。
普段はとても健康で、食欲もあり、定期的に運動をしています。
何が原因でこのような症状が表れるのか、病名は何なのか、治療法はあるのか、ご教示頂ければ幸いです。

回答

症状から、発作性頻拍か、発作性心房細動が疑われます。頻拍発作の場合には、治り方が瞬間的であるのを特徴としますが、そうではないようなので、42歳という年齢も考え、心房細動発作を考えたいと思います。治療法は誘因となることがあるようであれば、極力、それを避けることです。薬物としては、安定薬や交感神経ベータ遮断薬をまず、試み、無効ならば、細動治療薬を用います。ただし、このためには診断が確定していなければなりません。心臓病や内分泌疾患などの有無も知る必要があります。まずは、病院を受診し、循環器内科でご相談になってください。

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