疾患別解説

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心房細動でペースメーカを勧められた

47歳 男性
2004年12月 7日

2年前の健康診断で心房細動と診断され、その後、循環器の先生に診ていただいています。昨年の10月と今年の10月、どちらも海外出張時の夕食時に、失神し倒れてしまいました。今年の9月には、国内での飲食時に、失神までいかなかったのですが、顔面蒼白状態で動けなかったことがあります。脈拍は45前後です。現在、通常生活には支障がありません。週末は毎週テニスを楽しんでいます。ほとんど自覚症状はありませんが、若干心臓が重いように感じています。
このような状況でペースペーカを担当医師より勧められましたが、挿入したほうがよいのでしょうか?

回答

心房細動だけではペースメーカを勧められることはありません。貴方様の場合は、脈拍数が少なく、失神発作があるということから、単なる心房細動ではなくて、洞不全症候群という状態ではないかと思われます。この病気は心房細動と心停止とがときどき、交互してみられます。この心停止発作を予防するために、ペースメーカを入れるのです。ペースメーカが入っていると、将来的に心房細動に対して薬物治療が必要となったとき、心停止を懸念することなく、安心して治療に入ることができるようになるというメリットもあります。

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