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コエンザイムQ10は心房細動に有効か

57歳 男性
2004年8月27日

血圧も少し高いのですが、たまにめまいがあり、心房細動とのことです。脳梗塞にならないようにワーファリンを飲みましょうとのことです。
現在、ピメノールカプセル100mg、ノルバスク錠2.5mg、ワーファリン錠1mg、アーチスト錠10mg、バイアスピリン錠100mgを飲んでいます。
今は、薬が効いているので調子はいいのですが、薬が強いのではないかと不安です。また、この薬の組み合わせは、どうでしょうか?徐脈の事も心配です。

また、コエンザイムQ10は、心臓に有効だと聞きましたが、私の場合もこれを飲んでも良いでしょうか?

回答

現在の薬は高血圧があり、たまに心房細動があるという場合には、標準的なものと思われます。ワーファリンが少ないのですが、バイアスピリンで補うという考えかもしれません。ピメノール100mgというのも少ないのですが、アーチストで補うというつもりなのでしょう。ただし、徐脈のことが心配と書いてありますが、アーチストのための徐脈を心配しておられるのでしたら、担当医にご相談になっては如何でしょうか。全体的に薬は種類を増やして量を少なくするという方向のようです。一つの行き方でしょう。

コエンザイムQ10は心筋細胞に取り込まれると細胞代謝を活性化し、心筋の収縮力を増大させます。このため、20年程前にはコエンザイムQ10は心不全の治療薬として用いられていました。しかしながら、その後、大量に用いれば別かも知れませんが、常用量のコエンザイムQ10を口から摂取しただけでは心筋細胞に到達することなく、細胞内に取りこまれて利用されることもないということが判り、用いられなくなってきました。貴方様の場合は、心不全があるわけではないので、コエンザイムQ10を必要とする状態ではありません。しかしながら、一方、服用しては悪いというわけもありません。

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