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発作性心房細動のカテーテルアブレーション治療

30歳 男性
2004年2月27日

発作性心房細動のアブレーション治療について教えてください。投薬における不安感があり、また、不快感がとれません。

回答

発作性心房細動のカテーテルアブレーションは世界的に進歩しつつあります。
この治療法の良い点は
1) 短い治療期間で軽快する可能性があり、薬物治療から解放される。また自覚症状の改善が期待できる。
2)もし、完全に薬物治療を中止できなくても薬剤の効果が増すことがあることです。

不都合な点は、
1)1回での成功率は50?80%、再発がまれでないこと。
2)ほかの不整脈を対象としたカテーテルアブレーションに比べて合併症が多いことです。

施設ごとの技術の開きが大きく、お勧めできる病院はそう多くありません。また、たくさんの発作性心房細動の患者さんと接していますが、実際にカテーテルアブレーションをお勧めしたい方は何十人かにひとりです。

留意すべきことは、本当に十分に薬物治療が尽くされているかということです。発作性心房細動に限らず、しばしば不十分な薬物治療しか行なわれていないのに症状が強いという理由でカテーテルアブレーションが必要とするのは望ましくありません。薬剤の性格をよく考えた治療を行なえば、それなりに負担のない生活がおくれるものです。信頼できる不整脈の専門医(単に循環器が専門と言うだけで無く、不整脈を専門としている医師のことです。残念ながら、あまり多くはいません)のところで、十分に薬物治療を行ない、その上でカテーテルアブレーションを受けようかどうか考えてみて下さい。

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