疾患別解説

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5歳児の心室性期外収縮

5歳 女性
2005年8月19日

5歳になる娘のことで相談をさせていただきます。
昨年の幼稚園の健康診断で、不整脈があると指摘され、かかりつけ医を受診しましたが、専門医の診察を受ける必要があると、出産した大学病院を受診しました。その結果、心室性期外収縮と診断されましたが、心エコー、胸部レントゲンには異常は見られませんでした。自律神経の乱れが原因と考えられるので、半年から1年に1回の心電図検査だけで経過観察をしていくことになりました。

先月、ホルター心電図を受けた結果、3連続して不整脈が出ているそうです。娘の場合、安静時に不整脈が多く出ていて、運動時には出ていません。以前のお話では、連続する不整脈はよくないとのことでしたので、この結果が心配です。先生からは、成長と共に減少してくるので、様子をみましょうとのことでしたが、この病気が自然に治るのでしょうか?

回答

一般的には、要注意といわれている期外収縮は、6個以上が連続して出ている場合のことです。しかも、単に連続しているだけではあまり意味はありません。連続している期外収縮の間隔が十分に狭いとき、あるいは次第に狭くなりながら、連続しているときが要注意といわれている場合なのです。お子さんの場合は、3連続ということですから、これだけでも問題はないように思われます。ただし、このことは担当医に確かめておくことをお勧めします。期外収縮は健康な人にも多くみられる不整脈であるので、これが自然に治るとはいえないと思いますが、担当医がいわれるように、成長とともに減少したり、気にならなくなったりするものではあります。ご心配なさることはないのではないでしょうか。

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