疾患別解説

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期外収縮とは

 "胸が一瞬ドキッとする"、"脈が飛ぶ"といったことは多くの人が過去に少なくとも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。これは期外収縮といわれる不整脈です。本来規則的に打っているはずの心臓の拍動が一拍だけ早く打つためにその拍動が脈として感じられず、脈の途切れを感じたり、途切れた後の拍動を強く感じたりして、"ドキッとする"ことになります。このような期外収縮は心臓に病気を持つ人だけではなく、健康な人でもしばしば起こるもので、不整脈を訴える人の多くがこの期外収縮によるものだといっても過言ではありません。期外収縮には上室性と心室性があり、会社の健康診断や地域の住民健診の際にもよく見られる所見の一つです。強い症状がなければ、多くの場合積極的な治療が必要になることはありません。

期外収縮.png

心室期外収縮の心電図(本例では期外収縮が一つ置きに現れる二段脈を呈している)

監修:加藤貴雄(東武鉄道(株)診療所所長/日本医科大学名誉教授)  更新:2022年3月

妊娠と期外収縮、小学校の心電図検診でQS型といわれた、不整脈と弁膜症で心不全に、狭心症の疑いなど、日本心臓財団は7,500件以上のご相談にお答えしてきました。

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