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期外収縮にコエンザイムQ10は有効?

39歳 女性
2005年4月20日

5年前に受けた人間ドックで心電図に異常(心室性期外収縮)があり、念のため循環器系の病院で診察を受けました。
心エコー・ドレッドミル・ホルター・レントゲン・心電図の検査を受けた結果、心機能(収縮機能)が低下していて(80%)、普通に生活できるぎりぎりのラインであると診断されました。原因はわからないが、ウィルスによって心筋炎のようなものが起きているのかもしれない、とのことでした。突然死の可能性についても説明を受けました。
以来、3ヵ月後・半年後、その後現在まで1年ごとに心エコー・レントゲン・心電図の検査を受けてきました。ホルター検査やトレッドミル検査も経験しています。心機能のレベルは80%くらいをキープしています。
今年の検査で、核医学検査を勧められ、受けたところ、血流には異常は見られなかったとのことでした。今回より心筋を保護する薬(ニューロタン)を勧められました。一生飲み続けなくてはならないことや、何より副作用が心配です。
心機能のレベルが落ちているわけでもないのになぜ核医学検査を受ける必要があったのかという点にも疑問が残ります。この検査でも結局原因はわかりませんでした。
担当医は、私が薬物治療に消極的なことから、1年間、薬を飲まずに様子を見てみましょう、とおっしゃいました。医学的には飲んだほうがよいとのことでしたが、この薬の副作用はどのようなものなのでしょうか。
また、巷で話題のコエンザイムQ10はもともと不整脈の薬であると聞きましたが、効果はあるのでしょうか。

回答

心臓の収縮機能が80%というのは、まったく正常です。50%以下となったときに、低下しているといいます。症状も期外収縮という不整脈にはよくみられる症状です。この不整脈は心臓に異常がない限りは、放置して差し支えないとされています。おそらく、苦痛が大きいので、ニューロタンといった薬が勧められたのであろうと思いますが、この薬は心臓の働きをよくして、病気の進行をとめる作用があるといわれている薬です。飲んでよかったというわけでもないならば、薬は飲まなくてよいのではないでしょうか。核医学検査は心機能が低下している場合に行うのではなくて、心臓の血流障害が疑われる場合に行う検査です。心電図になにか異常があるのでしょうか。何にしても、検査の必要性については、担当医のお話をよく伺ってください。コエンザイムQ10は、かつては不整脈治療薬としても用いられた薬ですが、その後、この作用に疑問が出されて、処方箋による医薬品としては認められなくなった薬です。

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