疾患別解説

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10歳頃より16年続く不整脈

26歳 女性
2005年2月 1日

実は私が10歳ころより自覚のある不整脈について相談をさせていただきます。まず、脈ですが、はじめにドキンと大きく打ち、その後1拍(ごくまれに2拍ほど)程度飛び、その繰り返しで長いときは3?4時間程続いたり、一時治まったかと思えばまた乱れたり・・です。脈拍は少ないときで55?58/分です。息苦しくなり動きがいつもと比べて遅くなります。
このような例がほとんどなのですが、まれに通常1拍の長さに2回脈が打つことや、心臓が動いているのかいないのかわからないほど非常に音の小さな脈の例もあります。
小さなころは、極度のストレスを抱えていましたので、原因はそれかと、自分自身思っておりましたし、当時のかかりつけの内科医からは、心臓のしゃっくりを起こしている状態であろうということ、そして思春期が終わるころには治るのでは・・のようなことをおっしゃっていたようなあいまいな記憶があります。
しかし、自覚するようになってから16年ほど立ちましたが、やはり胸の不快感、息の詰まるような感じが非常に気になります。心臓に問題があるのでしょうか。

回答

文面から読み取れる自覚症状やあなたの年齢からこの不整脈は心室性期外収縮と思われます。
一般に期外収縮というのは、程度の差はありますが、誰にでもあるものです。人によって体調のすぐれないとき、不眠のとき、過労のとき、ストレスのたまっている時などさまざまな状況で起こりますが、原因が全くわからないこともよくあります。ほんの短い時間だけ起こることも、何年も続いている人もあります。自覚症状の強い人もあり、頻回に起こっていても全く自覚しない人もあります。
若い人で心臓に明らかな病気のない人に起こる期外収縮は、概して健康には支障がなく、その大半は治療を必要としません。しかし一部にはさらに別の不整脈に発展する可能性のある例があります。一度循環器内科のある病院で診察を受けて心配のないものか否かを心電図で確かめておいたほうがよいと思います。

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