疾患別解説

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僧帽弁閉鎖不全、心室期外収縮

42歳 女性
2004年11月23日

2年前の検診で心雑音があると言われ、検査を受けました。それとは別に、今年になって脈が跳ぶのが気になって、検査を受けたところ、僧帽弁より少し逆流あるとのことで、僧帽弁閉鎖不全、洞不全症候群、心室期外収縮と診断され、頓服用としてセルシンをいただきました。
走った後や緊張した時などに、気持ちが悪くなったり、夜布団に入ってじっとしている時の動悸が気になったりしています。自覚がなくても脈が3?4回に1度とんでいることが検査でわかりました。

うかがいたいのは、現在は近所の内科で診察検査を受けていますが、心臓の専門医にかかった方がいいのでしょうか?
このくらいの症状でも半年ごとのホルター心電図検査、治療が必要なのでしょうか?

回答

僧帽弁閉鎖不全にはリウマチ性のものと、僧帽弁逸脱によるものとがあります。エコーで僧帽弁から少し逆流があるといわれているところからは、僧帽弁逸脱によるものと思われます。これは僧帽弁帆が大きく、たるんでいるために起こるものであり、ときに期外収縮の原因になることがありますが、それだけのものです。健康な人にもしばしばみられることがあります。また、心室期外収縮自体も何も心臓病がない人によくみられ、格別な心臓病がない限りは放置してよいということになっています。したがって、一度は心臓病の専門医を受診して、今後についての方針をたててもらい、近所の内科医宛ての紹介状をいただいて、その後の管理はご近所でお願いするというのが、一般的ないきかたであると思います。

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