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急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
(日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン)
2018年3月発行 2018年6月更新 より引用・作成
従来から急性心不全と慢性心不全に分かれていた心不全診療ガイドラインが1本化された。
これは、急性心不全の多くが慢性心不全の急性増悪であり、急性期から慢性期までシームレスな治療の継続が必要であることから、診療ガイドラインも急性と慢性の2つに区分するのは現実的でないという認識に基づいている。
心不全の定義:心不全の定義を明確化するとともに、一般向けにわかりやすい定義もあらたに記載された。
ガイドラインとしての定義 | なんらかの心臓機能障害、すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群。 |
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一般向けの定義 (わかりやすく表現したもの) |
心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。 |
「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン
(2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018 年12 月閲覧)」より
LVEFの低下した心不全 (heart failure with reduced ejection fraction; HFrEF) |
LVEF 40%未満 |
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LVEFの保たれた心不全 (heart failure with preserved ejection fraction; HFpEF) |
LVEF 50%以上 |
LVEFが軽度低下した心不全 (heart failure with midrange ejection fraction; HFmrEF) |
LVEF 40%以上50%未満 |
「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン
(2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018 年12 月閲覧)」
「厚生労働省.脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方に関する検討会.
脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方について(平成29 年7 月).
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000173149.pdf)」より
「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン
(2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018 年12 月閲覧)」より
「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン
(2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018 年12 月閲覧)」より
(Mebazaa A, et al. 2016705)を参考に作図
*文献番号はガイドライン参照
「日本循環器学会.急性・慢性心不全診療ガイドライン
(2017 年改訂版http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf (2018年12月閲覧)」より