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7月1日はAEDの日。雑誌「心臓」6月号掲載「AEDの普及と市民による救命:20年の歩み」(PDF)公開

2024年07月01日 サイト更新情報

 2004年7月1日、厚労省より各自治体宛に通達が出され、それによりAED(体外式自動除細動器)を医療従事者でない一般市民が使用して救命することができるようになりました。
 それから20年。救命現場にいた市民によるAEDの使用により、数多くの突然の心停止事例が救命されました(2022年末までに7,656人がAEDにより命を救われています)。
 AEDを使用するのに、資格も義務もありません。倒れた人を助けようとする思いと勇気が、これだけ多くの命を救ったのだと思います。

 しかし、方で目の前で心停止した人(28,834人)に対し、AEDを使用して電気ショックをかけた例(1,229人)は、全体の約4%にすぎません(2022年総務省消防庁統計)。胸骨圧迫とAEDによる電気ショックが行われれば、心停止の人の約6割が救われていることを考えると、もっと多くの人が救われる可能性があります。

 より多くのAEDが適切な場所に配置され、その場所を多くの人が認識し、多くの人が講習を受けて、いざという時に迅速に救命行為を行うことで、もっともっと多くの命が助かることができると思われます。
 そのために、私たちも尽力していきます。

 日本心臓財団・日本循環器学会発行の雑誌「心臓」6月号に、「AEDの普及と市民による救命:20年の歩み」が日本AED財団より寄稿されました。多くの人に読んでいただくため、下記日本心臓財団ホームページにて無料公開しております。どうぞご一読ください。

 日本心臓財団ホームページ 月刊「心臓」
 「AEDの普及と市民による救命:20年の歩み」(PDF)公開
 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/

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