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メールマガジン 第209号

HEART WEB NEWS for Media No.209

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第209号】2023年1月6日発行(月刊)
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【目次】
 新年のご挨拶
 榊原記念研究助成金募集のお知らせ
 雑誌「心臓」12月号巻頭特集:心疾患のプレコンセプションケア
 ドクターのつぶやき:マスク昨今
 循環器病予防eラーニング講座ご案内
 ご寄附のお願い

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【新年のご挨拶】

 明けましておめでとうございます。
 新年にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
 日本心臓財団にとりまして設立53年目となる年を迎えました。
 半世紀以上の間、心臓病に対して多くの若手研究者の方々への研究助成と充実した啓発活動を継続してまいることができましたのも、ひとえに皆さまからの多大なご支援と、多くの諸先輩医師の方々のご尽力の賜物でございます。ここに篤く御礼申し上げます。

 長期に亘り続いておりますCOVID-19による感染状況は、いつまた増大するか、新たな変異ウイルスが現れるかをにらみつつも、withコロナの中、少しずつ元の生活を取り戻しつつあります。
 感染予防に気を配りながら、運動や食事など心臓病予防に重要な良い生活習慣を継続していただけますと幸いです。
 とくに運動不足は、肥満や高齢者のフレイルにつながることもあり、ご自身に合った運動を心がけてください。持病のある方は、主治医とよくご相談の上、適した運動を行ってください。

 昨年は、健康ハートの日におきましては、日本循環器学会、日本循環器協会と協力して、さまざまなイベントを実施いたしました。とくに夏休みの小学生に向けたオンライン授業「ハートの応援団」や横浜FCとコラボしてのサッカー場でのイベントは大変好評を博しました。また、「COVID-19パンデミックから学ぶ心不全対策」と題した医療従事者向けシンポジウムでは、名誉総裁の高円宮妃殿下よりビデオメッセージによるお言葉をいただきました。今年度もさまざまな心臓病予防啓発の事業を実施していく所存です。

 心臓病や脳卒中などの循環器病予防対策は、健康長寿の延伸を目指す超高齢社会のわが国において、国を挙げて取り組むべき最重要課題であり、そのための法律である循環器病対策基本法が成立し施行されています。日本心臓財団におきましても法に則した循環器病予防対策を国や自治体、学会と協力して尽力してまいります。
 こうした活動は、すべて皆さまからのご寄附があっての賜物です。今後ともよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。

 最後に、皆さまにとりまして2023年が、COVID-19にも負けず、健康でより良き年となりますよう心からお祈り申し上げます。

公益財団法人 日本心臓財団
理事長 矢崎 義雄

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【研究助成募集のお知らせ】

第21回(2023年度)榊原記念研究助成金
【心不全に迫る:基礎と臨床から】
募集中(2023年4月5日締切り)。詳細は
http://www.hq.heart.or.jp/wp/research-g/guidelines/

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」が2020年1月号より、大幅にリニューアルされています。今までの特集や投稿論文のほか、循環器内科医・心臓外科医の海外留学の現状を綴った連載や、循環器医が知っておく最新のエビデンスなど、魅力的なコンテンツが掲載されています。

☆「心臓」掲載投稿論文は、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できます。皆様の投稿をお待ちしております。

 現在販売中の「心臓」12月号の特集は、「心疾患のプレコンセプションケア」(企画:石津智子・筑波大学循環器内科准教授)です。プレコンセプションケアとは「妊娠前から自身の健康をケアする」という意味です。特に心血管疾患は周産期の母体死亡の主要な要因の一つであり、妊娠前から十分な準備が必要です。本号では、さまざまな循環器疾患のプレコンセプションケアについて解説しています。
 次号1月号(1月15日発売)の特集は「変わりゆく高齢者の循環器診療」です。

 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/new_con.html

 「心臓」ホームページ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/

 「心臓」に投稿しようという流れになったら(PDF)
 https://onl.sc/w1nTLW3

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/

☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【ドクターのつぶやき】
 
 マスク昨今

 今では、マスクの着用が常識になった昨今であるが、以前は医療現場か空気の悪い現場か、病か、特別の場合であった。深めの帽子を被り、マスク着用となると、異様に思われたものだ。しかし、コロナ感染症の発生から、感染防止にと世界中がマスク着用を奨励した。アベノマスクが最たるものだ。

 しかしこの3年の中、私達はいろいろと学んだ。今では、人通りの少ない道路や公園など、屋外では状況判断でマスクを外すことも言われている。幼い子供や高齢者等らが酸素欠乏症に陥る例があるからだ。しかし、現在でも多くの人がマスク着用を励行している。おそらく日本人のマスク着用率は世界一だろう。欧米の先進国では国民の50%が感染しているのに対して、日本は20%の感染率で欧米に比べて有意に低いのは、マスク着用率の差によるものかも知れない。

 幼い子供と言えば幼稚園・小中学校ら、成長過程で人とのコミュニケーションから多くを学ぶべき時期に、友人はもとより教師ら大人が表情不明になり易いマスクの着用でいることを危惧している。また、マスク着用では言葉が聞き取りにくく、声のトーンの微妙さも分かりにくい。

 転じて、私事だが、診療において患者さんの視診にも弊害があると思っている。実は、診療時に必ず互いに一度はマスクを外し、顔全体からの表情を観察してから問診・診察を行っている。案外、信頼関係を強くしているように感じている。目は口ほどにモノを言うというが、目と口と両方からの訴えを聞き取りたいし、聞き取ってもらいたい。
 可能であれば透明マスクや透明パネル等、個人的には好みでないが、顔の表情がわかる創意工夫をして、コミュニケーションを大事にしたいものである。
 家庭・学校・職場・社会全体が、本来の生き生きした表情で暮らせる2023年を望んでいる。(C.T.)

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【循環器病予防eラーニング講座ご案内】

 このeラーニング講座では、(一社)日本循環器病予防学会主催の日本循環器病予防セミナー※1、保健指導レベルアップセミナー※2で行われた講義内容を中心に、循環器病予防の疫学研究、臨床研究、また保健指導に関しての講義が約60講義配信されています。
第一線で活躍される先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスがどのような研究計画を経て得られるか、どのように理解すればよいのかが理解できるプログラムとなっています。さらに、循環器病予防の知識を療養指導に活かすためのプログラムが備わっています。
登録視聴は無料ですので、是非ご活用下さい。

<eラーニング講座のご案内>
https://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no32-seminar.html
(配信:一般社団法人スマートウエルネスコミュニティ協議会)

※1 日本循環器病予防セミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会 
 共催:公益財団法人日本心臓財団
http://www.jacd.info/yobou-seminar/index.html

※2 保健指導レベルアップセミナー 
 主催:一般社団法人日本循環器病予防学会
 http://www.jacd.info/hokenshidou-seminar/index.html

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
 https://www.jhf.or.jp/kifu/

 ○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
 
 ○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
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 発行:日本心臓財団
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