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メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第191号

HEART WEB NEWS for Media No.191

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第191号】2021年7月1日発行(月刊)
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【目次】
 トピック:7月1日は「AEDの日」
 イベント情報
 セミナー情報
 雑誌「心臓」6月号巻頭特集「低侵襲心臓血管外科手術のトップランナー達」
 ドクターのつぶやき:変動性高血圧
 事務局移転のお知らせ
 ご寄附のお願い

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【トピック】

 7月1日は「AEDの日」

 7月1日は「AEDの日」です。2004年7月1日にAED(自動体外式除細動器)の市民の使用が認められたことに由来しています。

 世界的に統一された蘇生ガイドラインが5年ごとに最新のエビデンスをもとに更新され、わが国ではそれに基づき、日本蘇生協議会が日本の蘇生ガイドラインを作成しています。
 本来2020年に公表されるはずだった蘇生ガイドライン2020が、世界的なCOVID-19パンデミックにより作業が遅れ、ようやくネット上で暫定版が今春公開され、近日中に書籍版(最終版)が発売される予定です。

 目の前で倒れた人を周囲にいる一般の人(バイスタンダー)が救命活動を行う一次救命の方法に、大きな変化はありません。2015年版で強調された「判断に迷ったら心肺蘇生」の考え方がより進んでいます。
 反応の確認の際には、2015年版では「反応なし」の場合に119番通報など次の行動に移ると記載されていましたが、2020年版では「反応なし、または迷う場合」には次の行動に移るような記載となり、迷った場合には意識がないと判断するよう、より一般の人が行動しやすい記載となりました。
 同様に、呼吸の確認でも、2015年版では「呼吸なし、または死線期呼吸」(わからなければ胸骨圧迫)という記載だったのに対し、2020年度版では「普段通りの呼吸がない、または判断に迷う場合は胸骨圧迫、という、よりわかりやすい表現に変更されました。

 7月1日をきっかけに、AEDを使った救命法を学んでみませんか。
 日本AED財団では、オンラインでの無料講習を定期的に実施しています。
 8月9日(月・祝)には、日本心臓財団、日本AED財団、大阪ライフサポート協会が共同で、健康ハートの日「全国でPUSH !」として、オンライン講習を実施する予定です。詳細は後日、当財団のホームページでお知らせします。
 ぜひご参加ください。

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【イベント情報】

 □■健康ハートの日「全国でPUSH!!」

   2021年8月9日(月・祝)11時開始予定
   詳細は後日、ホームページにて

 □■健康ハートの日 オンラインフォーラム
   わたしの「心臓」大丈夫?! ~忍び寄る「弁膜症」を知る~

   2021年8月21日(土) 13時30分~16時
   参加費:無料
   *事前申込が必要です
   申し込みフォーム https://www.npwo.or.jp/info/19181

  【出演者】
   ●ゲストパネリスト
     武田鉄矢(歌手・俳優)
   ●パネリスト
     林田健太郎(慶應義塾大学循環器内科 特任准教授)
     藤田知之(国立循環器病研究センター 心臓血管外科部門長)
     志村千陽(ピアニスト)
   ●司会
     笠井信輔(フリーアナウンサー)

  【主催】NHK厚生文化事業団  NHKエンタープライズ

  【後援】NHK 厚生労働省 一般社団法人日本循環器学会
      公益財団法人日本心臓財団 一般社団法人日本循環器協会
      一般社団法人心臓弁膜症ネットワーク

  【協賛】エドワーズライフサイエンス株式会社
      アボットメディカルジャパン合同会社

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【セミナー情報】

 □■循環器病予防に取り組む若手研究者のための実践講座
 第33回日本循環器病予防セミナー

 テーマ:循環器病予防のためのリスク因子と生活習慣の改善目標を社会環境から考える ―疫学の基礎知識をもとに公衆衛生の課題に取り組む応用編―

 今回はWeb形式でグループワークを中心に週末のみの計4日間で開催されます。例年の合宿形式では業務のご都合などで申し込みを見合わせていた方にも参加しやすいプログラムとなっております。

 ・会期: 2021年7月31日(土)、8月1日(日)、21日(土)、22日(日)の4日間
 ・開催方法: Web開催
 ・定員:42名
 ・共催:日本心臓財団

 *詳細・申込みは日本循環器病予防学会ホームページを参照ください。
  http://www.jacd.info/yobou-seminar/33seminar

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」が2020年1月号より、大幅にリニューアルされました。今までの特集や投稿論文のほか、循環器内科医・心臓外科医の海外留学の現状を綴った連載や、循環器医が知っておく最新のエビデンスなど、魅力的なコンテンツが掲載されています。

☆「心臓」掲載投稿論文は、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できます。皆様の投稿をお待ちしております。

 現在販売中の「心臓」6月号の特集は、「低侵襲心臓血管外科手術のトップランナー達」(企画:縄田寛先生・聖マリアンナ医科大学心臓血管外科准教授)です。カテーテル治療の発展により、心臓血管外科手術が減少している現在、冠動脈バイパス術、弁膜症手術、左心耳閉鎖術の領域で、「カテーテル治療に引けを取らない低侵襲性」かつ「高い根治率」を持つ外科手術について解説しています。
 次号7月号(7月15日発売)の特集は「Cardio-X-ology」です。

 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/new_con.html

 「心臓」ホームページ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/

 心臓編集室
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/

☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 https://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【ドクターのつぶやき】
 
 変動性高血圧

 血圧が211/110, 222/105, 224/189, 208/93, と続いていると思うと、すぐその後では、136/72, 137/73, 120/58, 145/85という人がいる。実は私の家内である。
 血圧が高い時には、頭痛がして、やる気がなくなるらしい。いろいろ服薬しているが、気分的にはβ遮断薬がもっとも楽になるという。

 5月の連休の間、血圧は200以上の高い方に固定されていて、下がる気配がなかった。気になっていたのは褐色細胞腫であった。かかりつけの開業医は私のところではそのような難しい病気の人は出ていない、と笑うのだが、心配である。
 そこで今回、昔、勤務していた病院に連れて行った。担当医は早速、エコー、CT画像を調べてくれて、まずは腫瘍を否定してくれた。長時間血圧記録装置も装着してくれた。カテコラミンなどの検査結果がでれば、かかりつけ医に連絡の書状も出してくれる、といってくれた。
 今日の血圧は135/73と低い方に落ち着いている。まだ、現役だったその昔、真夜中に血圧が160/ になったと騒いでは、電話してくる高齢者がいて、閉口したことを思い出した。

 診察の間、脇から画像をみていて、大動脈壁の石灰化が目についた。平素、血圧が高い人とは思っていなかったのだが、こういう断続的な血圧負荷もまた、むしろそれだけに大きな動脈硬化の促進要因になっていたのだ、と反省させられた。
 変動性高血圧は要因が明らかではない不思議な高血圧であり、一方、警戒すべき高血圧なのであると思った。(T.S.)

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【事務局移転のお知らせ】

 日本心臓財団事務局が昨年12月7日より、下記に移転いたしました。
 (電話番号、ファクシミリも変更になりました)
 
 〒101-0047
 東京都千代田区内神田2-7-10 松楠ビル6階
 TEL:03-5209-0810 FAX:03-5209-0830

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
 https://www.jhf.or.jp/kifu/

 ○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
 
 ○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298

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 日本心臓財団HEART WEB NEWS
 発行:日本心臓財団
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