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メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第169号

HEART WEB NEWS for Media No.169

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第169号】2019年9月4日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承ください。
 発行が遅れましたことをお詫び申しあげます。

【目次】
 トピックス:9月9日は「救急の日」
 お知らせ:まごまごするより、まず検診。
 イベント情報
 雑誌「心臓」8月号巻頭特集
 「ビッグデータからみた循環器疾患の将来」
 ドクターのつぶやき:健康ハートの日開催報告(東京)
 ご寄附のお願い

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【トピックス】

 9月9日は「救急の日」

 9月9日は「救急の日」、その日を含む一週間(今年は9月8~14日)を救急医療週間として、国民の救急、防災に対する意識の高揚を図るとしています(厚生労働省)。

 日本では毎年約7万人が心臓突然死で亡くなっています。一日約200人、7.5分に一人、命を落としていることになります。
 その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈です。心室細動になると心臓は震えるのみで全身に血液を送り出せなくなります。いわゆる心停止の状態です。
 突然の心停止から救命するためにできることは、1)119番通報、2)胸骨圧迫(心臓マッサージ)、3)AEDによる電気ショックです。
 このうち、119番通報をして救急隊の到着を待っていたのでは9.4%の人しか救命できません。
 しかし、胸骨圧迫をすることで2倍(16.6%)、さらにAEDを用いた電気ショックで、突然の心停止の半数以上の人(53.5%)を救えるのです。
(総務省消防庁:平成30年版救急・救助の現況)

 そばに居合わせたあなたが行なう心肺蘇生は完璧ではないかもしれません。しかし、救急隊や病院到着後に医師や看護師が行なう処置より数倍効果が高いのです。
 心停止かどうか、わからない場合も多いと思います。迷ったら119番、胸骨圧迫、AEDを使用することをガイドラインも推奨しています。
 ぜひ勇気を持って、救命活動に参加してください。

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【お知らせ】

 まごまごするより、まず検診。(ACジャパン&日本心臓財団)

 今月よりテレビ、ラジオ、新聞広告を通じて、日本心臓財団の新しいACジャパンの支援キャンペーンが放送されています。
 岸部一徳さん演じるおじいさんが孫と遊んでいるうちに・・・
 高齢者の心不全を予防するため、とくに治療効果の高い弁膜症の早期発見と適切なタイミングでの治療を啓発しています。

 ACジャパンのキャンペーンの動画ページ(リンク)
 https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_03.html

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【イベント情報】

 □■救急の日 2019

 日時:2019年9月8日(日)11時~17時
 場所:アクアシティお台場 3階 アクアアリーナ
 
 *展示は11時より、ステージイベント(救命講習など)は13時より
  お問合せ先: 日本救急医療財団 総務部 03-3835-1199

 □■第47回日本救急医学会総会・学術集会
    みんなでPUSH!AEDと胸骨圧迫を学ぼう!

 ●トークショー:みんなで救おう!AEDと心臓突然死
 日 時:2019年10月4日 18:00-19:00(受付は30分前)
 場 所:第7会場(東京国際フォーラム Dブロック5F ホールD5)
 定 員:200人
 参加費:無料
  応募フォーム:https://forms.gle/NPhy34cZoaotWape7
  ※席に余裕がありましたら当日も受け付けます。

 出 演:蝶野正洋(元プロレスラー / 日本AED財団大使)
     武田 聡(慈恵医科大学救急医学講座教授 / 日本AED財団理事・事務局長)

 ●常設ブース
 日 時:2019年10月2日(水)、3日(木)、4日(金)連日 11:00-17:00
  場 所:東京国際フォーラム地上広場D
      (雨天の場合は地下1Fのロビーギャラリー)
 定 員:なし
 参加費:無料
 常設ブース
  1:PUSHコース体験と胸骨圧迫レース
  2:心止村湯けむり事件簿体験
  3:AEDを探せ!AED N@VI登録体験
  4:本物のAEDを触ってみよう!AED体験コーナー

 □■Take ABI & Echo 2019
   【市民公開講座】日本心・血管病予防会10周年記念講演会
   ここまで進んだ血管病治療

 日 時:2019年10月12日(土) 14:00~16:00
 会 場:京王プラザホテル南館4階「扇」の間

 座 長:重松 宏(都庁前血管外科・循環器内科院長)
 講 演
  下肢閉塞性動脈硬化症の血管内治療
    重松 邦広(国際医療福祉大学三田病院血管外科教授)
 閉塞性動脈疾患に対する遺伝子治療・薬物治療
    宮田 哲郎(山王メディカルセンター血管病センター長・教授)
 大動脈瘤に対する血管内治療
    小櫃由樹生(国際医療福祉大学三田病院血管外科教授)
 下肢静脈瘤に対するレーザ治療
    井上 芳徳(てとあしの血管クリニック院長)

 主 催:日本心・血管予防学会
 共 催:日本脈管学会、日本心臓財団
 詳 細 http://shinkekkan.com/abiecho2019/

 □■保健指導レベルアップセミナー
 「基礎から見直す保健指導」

 糖尿病の知識と保健指導
  2019年10月5日(土)10時~16時
  慶應義塾大学 信濃町キャンパス(東京都新宿区)
 高血圧の知識と保健指導
  2019年12月7日(土)13時~18時
  東京都内 ※会場調整中
 脂質異常の知識と保健指導
  2020年1月25日(土)13時~18時
  東京都内 ※会場調整中
 喫煙・飲酒の保健指導
  2020年2月29日(土)10時~16時
  慶應義塾大学 信濃町キャンパス(東京都新宿区)

<参加費、プログラム等詳細>
 http://www.jacd.info/hokenshidou-seminar/2019
(主催:日本循環器病予防学会)

*本セミナーでは『高血圧・循環器病予防療養指導士』の単位取得が可能。
制度の詳細、その他のセミナー開催情報は下記よりご確認下さい。
http://www.jpnsh.jp/sidousi/seminars.html

お問い合わせ先
日本循環器病予防学会事務局
 Tel/03-6304-0760  Fax/03-6304-0565
 Mail/office@jacd.info

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。

 「心臓」8月号の特集は、「ビッグデータからみた循環器疾患の将来」(企画:香坂俊先生・慶應義塾大学専任講師)です。先進的な医療サービスの提供に今やビッグデータの利活用は欠かすことのできないものとなっています。近未来の循環器内科は、いわば人智を超えた領域でのデータ活用にも踏み込みつつあるといえます。本企画では、日米の国や学会ベースのビッグデータへの取り組み、心エコーや心不全領域でのデジタルデータ活用の具体例、「みえないものがみえる」画像診断、カルテベースでの実臨床への応用について解説しています。
 9月号(9月15日発行)の特集は、「心アミロイドーシス診療の新たな潮流」(企画:香坂俊先生・慶應義塾大学専任講師)です。

 「心臓」ホームページ
 http://www.jhf.or.jp/shinzo/

 心臓編集室
 http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html

 J-Stage「心臓」バックナンバー
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/

☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室
賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
 
 「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
 http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html

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【ドクターのつぶやき】
 
 健康ハートの日(東京)での開催報告

 8月10日は語呂合わせでハートの日と読む。今年、令和元年は8月4日(日)が前倒しの日本心臓財団健康ハートの日イベントであった。本年の会場は丸の内ビル1階のオアゾ広場だった。ビルの中なので、冷房が効いていて有難かった。いつもの学会事務局、協賛各社のスタッフ、診療技師、栄養士の皆さんに加えて、いつもの仲間の医師が来てくれていた。
 来場者は毎年のお馴染みさんが多くきてくれていた。通りがかりの方たちというと、これまでの新宿、それにつづいた池袋でみられたような逞しい子供たちを含む物見高さ、圧倒されるような迫力というよりも、洗練された都会の瀟洒な雰囲気があったように思った。

 ゆるキャラ君たちはここでも人気の的だった。日本循環器学会から禁煙推進キャラのすわん君とお友だちの銀ぎつね(ちょこ太郎)、日本高血圧学会からも減塩啓発キャラの良塩くんがきてくれていた。AED体験のコーナーではすわん君が実施者、ちょこ太郎君が被検者になって、注目を浴びていた。
 AED体験コーナーの脇では、例年のように心臓模型(ハート・ナビ)のデモがあった。ここでしかみられない貴重なデモである。
 栄養指導の机は待合スペースの真ん中においては如何なのだろうか、医師の健康相談と横並びの端っこでは勿体ない、と思った。

 今年も注目の的は血管年齢だった。今年の血管年齢は不思議に実年齢よりも若い人たちが多かった。83歳の男性が60才代の血管年齢という数値をもってやってきた。講釈していたら、私の年齢を問われて、この人よりも年長と答えたら、驚いてくださった。今一人の高齢の女性も私の年齢を問うて、その年齢でお仕事ができるのは素晴らしい、といってくださった。
 若い女性が血圧に左右差があり、動脈血行に問題があるとコメントされて心配して相談にきた。利き腕では高くなるといったら、逆の血圧差だという。もう一度、測りなおしてみようと測定場所まで連れて行ったら、そのまま戻ってこなかった。後で聞いたら、測り直したら左右差がなかったのだという。高安病か、と勢い込んだのだが、がっかりした。

 そろそろ、終わりと思っていたら、すわん君との対談です、とマイクを突きつけられた。健康保持の秘訣を語れ、という。歩くこと、それだけでこの年齢まで元気なのだ、としゃべったら、今のは練習、といわれてまた、同じことを繰り返させられた。すわん君との対談であったことの意味を忘れていたのに気づいたのはずっと後になってだった。すわん君、ご免なさい。禁煙が第一に大事なのです。

 今年も私には実に楽しい一日だった。まだまだ、人様の役に立つ、そして喜ばれる、それを肌で知ったように思えて、嬉しかった。
 暑い中、参加、協力いただいた方々には厚くお礼を申し上げたい。おいでくださった方々にも、そして暑さでおいでになれなかった方々にも、一層のご健康に恵まれるよう、お祈りしたい。(T.S)

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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】

一般社団法人動脈硬化予防啓発センターでは、一般社団法人日本循環器病予防学会主催の日本循環器病予防セミナー※で行われた講義内容を中心に、eラーニングとして医療関係者向けに無料配信しております。

配信講義は、日本循環器病予防セミナーから厳選した31講義と、本講座のために収録した基礎的な内容のクイックレクチャー8講義で構成されています。
これら第一線で活躍される先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスがどのような研究計画を経て得られるかなどが理解できるプログラムとなっております。
さらに、受講者の立場に立って講義のカテゴリー分類を行い、受講者が目的に合った講義を選びやすいよう工夫しております。

※日本循環器病予防セミナー
 循環器病予防の疫学研究・臨床研究の基礎と実践を学ぶ5日間の教育セミナー。
 年1回開催。

 主催:日本循環器病予防学会
 共催:日本心臓財団
 協力:動脈硬化予防啓発センター

<eラーニング受講登録ページ>
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no31-seminar.html

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【ご寄附のお願い】

 日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
 http://www.jhf.or.jp/kifu/

 ○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
 
 ○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
  https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298

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 日本心臓財団HEART WEB NEWS
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