メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第156号
HEART WEB NEWS for Media No.156
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第156号】2018年8月3日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承ください。
【目次】
トピックス:8月10日は健康ハートの日
お知らせ:心臓の「叫び」に気づいてください。
イベント情報
雑誌「心臓」7月号巻頭特集(創刊50周年記念)
「循環器疾患診療50年を振り返って
--先天性心疾患におけるわが国のあゆみ」
ドクターのつぶやき:健康長寿と未病対策に和食・運動・入浴
ご寄附のお願い
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【トピックス】
8月10日は健康ハートの日
日本心臓財団では、設立15年を迎えた1985年、8月10日が「はーと」と読み取れることから、この日を「健康ハートの日」と定めました。これまでの「心臓病・脳卒中=病気」の予防というイメージから、"健康ハート"をつくるという明るいプラスのイメージで、この日を中心に心血管病予防の新しい啓発運動を展開しようと始めたものです。
その年の8月10日、当財団副会長の故・上田英雄先生や理事の故・小林太刀夫先生が、日比谷野外音楽堂にて「健康ハートの日」を宣言し、また、昨年105歳にて永眠された日野原重明先生も当財団の理事として、血圧測定の重要性を訴え、無料の血圧測定などを行いました。
それから30年以上が経過し、超高齢社会を迎えた日本にとって、単なる長生きではなく、いつまでも健康で過ごすことのできる健康寿命を伸ばすためにも、心臓病や脳卒中を予防する、よい生活習慣を身につけることがますます大切になってきています。
今年も8月10日近辺で、「健康ハートの日」を記念した健康イベントが、東京、豊橋、名古屋、岐阜、京都にて開催されます(イベント情報欄参照)。
東京では、8月5日(日)に、池袋西口にて無料の健康診断、医療相談、AED体験等を行います。会場には禁煙マスコットの「すわん君」(吸わんとスワン:白鳥をかけています)も登場する予定です。お近くの方はぜひいらしてください。(詳細はイベント欄参照)
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【お知らせ】
心臓の「叫び」に気づいてください。(ACジャパン&日本心臓財団)
この7月から1年間、テレビ、ラジオ、新聞広告を通じて、日本心臓財団の新しいACジャパンの支援キャンペーンが放送されます。
今回も、ユニークな内容で、高齢者の心不全を予防するため、とくに治療効果の高い弁膜症の早期発見と適切なタイミングでの治療を啓発します。
ACジャパンのキャンペーンの動画ページ(リンク)
https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_03.html
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【イベント情報】
★8月10日は健康ハートの日 健康ハートイベントのお知らせ★
□■東京:健康ハートの日フェア
日 時:2018年8月5日(日)10時~16時
場 所:池袋メトロポリタンプラザビル1階 自由通路
JR「池袋駅」西口 東武百貨店とルミネの間の通路
内 容:体験コーナー
血圧測定、動脈硬化測定、体脂肪測定
携帯型心電計による心電図測定
AED(自動体外式除細動器)体験
医療相談・栄養相談
参加費:無料
共 催:日本心臓財団・日本循環器学会
協 力:オムロンヘルスケア(株)、フクダ電子(株)
□■名古屋:第10回ハートの日
日 時:2018年8月10日(金)10時30分~16時50分
場 所:名古屋国際会議場 レセプションホール
内 容:健康診断・健康相談・栄養相談、筋力チェック
中国武術と命の筋トレ解説
ハート講演会「くう・ねる・あそぶは大人の基本」
「命の食事」
参加費:無料
主 催:ハートの日in NAGOYA実行委員会、共 催:中日新聞
後 援:日本心臓財団
□■豊橋:第19回ハートの日
日 時:2018年8月11日(土・祝)8時30分~15時30分
場 所:ロワジールホテル豊橋ホリデイホール
内 容:健康診断・心臓病相談室・救急蘇生法講習会
ハートコンサート(豊橋少年少女合唱団)
ハート講演会「これからの医療とは」
「未来の病院、スマートホスピタル!?」
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会、共 催:日本心臓財団
□■第10回ハートの日 in GIFU
「家族で心臓病を考える」
日 時:2018年8月11日(土・祝)10時~17時
場 所:岐阜市文化産業交流センター じゅうろくプラザ
内 容:講演会「大切な人を守るための運動」「命の食事」
『運動教室』『栄養教室』
子ども体験学習会、子ども体験コーナー、救急蘇生法講習会
参加費:無料
主 催:ハートの日in GIFU実行委員会
共 催:アドキットインフォケーション、日本心臓財団
□■第5回京都ハートの日
日 時:2018年8月11日(祝日) 14時~17時
場 所:メルパルク京都 5階会議室
内 容:講演「心臓リハビリテーションについて」
講演「心臓血管病現在の対策」
シンポジウム「心臓病予防のために」
参加費:無料
共 催:京都ハートの日実行委員会・日本心臓財団
□■慈恵医大市民公開講座PUSHコース(全国PUSH)
日 時:2018年8月18日(土) 10時~11時30分
場 所:慈恵看護専門学校1階ロビー
内 容:AED心肺蘇生講習(PUSHコース)
救急車見学
参加費:無料
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【雑誌「心臓」創刊50周年記念特集のお知らせ】
☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3
単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。
現在発売中の「心臓」7月号の創刊50周年記念特集第七弾は、「循環器疾患診療50年を振り返って--先天性心疾患におけるわが国のあゆみ」(企画:住友直方先生・埼玉医科大学国際医療センター教授)です。診断では心エコー法の開発が大きく貢献し、薬剤では血管拡張薬の開発が治療成績の向上に大きく貢献しました。外科治療では多くの日本人医師が種々の手術方法を考案し、世界に発信しました。今後の課題は心臓移植や成人先天性心疾患などがあります。本号ではそれぞれの分野から解説しています。
次号8月号(8月15日発行)は、創刊50周年記念特集第八弾「循環器疾患診療のFuture Topics--血管疾患診療のFuture Topics」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
J-Stage「心臓」バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室
賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【ドクターのつぶやき】
健康長寿と未病対策に和食・運動・入浴
先日の報道によると、2017年の日本人の平均寿命は、女性は世界第2位、男性は世界第3位で、男性・女性ともに過去最高を更新した。世界1位は男女とも香港、女性の4位は韓国だった。
欧米の先進国を抜いてアジアの国が世界長寿国の上位を占めていることは、伝統的な食文化・食生活・日常生活の関与が示唆される。
現在、多くの若者は欧米流の食文化や食生活を好み、入浴はシャワーで済ませ、お湯に浸かるのを避けている。無形文化遺産登録された「和食」を再認識し、入浴の効能にも気づいて欲しいものである。
韓国ではキムチ漬けの「キムジャン」も無形文化遺産登録され、身近な食べ物として定着している。
世界5大健康食品の中に、「納豆、キムチ、ヨーグルト、オリーブオイル、レンズ豆」が認定されているが、納豆、キムチ、ヨーグルトは発酵食品である。腸はすべての食物を消化・吸収・排泄する器官であると同時に、人間の免疫細胞の6~7割が集中している免疫の要であるが、腸内フローラ(腸内細菌叢)の研究で世界第一人者である光岡知足博士の著書を読むと目からうろこである。
乳酸菌は生菌・死菌に関わりなく、乳酸菌の量が免疫活性を左右し、腸管免疫活性は免疫系・神経系・内分泌系を調和させ、ホメオスターシス(恒常性)を安定した状態に維持するという。
健康長寿を実現するには病気になる前の未病対策が重要である。未病対策の第一は食事。欧米の肉食中心から野菜・魚中心の和食に変えて腸内フローラを整える。第二は運動。骨格筋を鍛えて運動能力を増加させる。しかし、高齢者には様々な合併症で運動困難な人も少なくない。第三は入浴。運動のできない高齢者も実施可能で血管機能を改善させる。
超高齢社会の今日、健康長寿と未病対策を推進するために、和食・運動・入浴を組み合わせて血管を若返えらせたい。血管の若返りは人生の若返りである。(C.T.)
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
一般社団法人動脈硬化予防啓発センターでは、一般社団法人日本循環器病予
防学会主催の日本循環器病予防セミナーで行われた講義内容を、医療関係者向け
に無料配信しております。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエ
ビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラム
となっております。
研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、
看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃の活動の基盤となる講
義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会です。
■日本循環器病予防セミナー
主催:日本循環器病予防学会
共催:日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター
<eラーニング受講登録ページ>
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no30-seminar.html
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
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