メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第144号
HEART WEB NEWS for Media No.144
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第144号】2017年8月2日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。
【目次】
トピックス:8月10日は健康ハートの日
STOP MI(ストップ 心筋梗塞)
AEDサスペンスドラマゲーム
イベント情報
雑誌「心臓」7月号巻頭特集
「心臓サルコイドーシス」
日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内
ドクターのつぶやき:ジェネリック医薬品と薬剤費
ご寄附のお願い
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【トピックス】
8月10日は健康ハートの日
日本心臓財団では、設立15年を迎えた1985年、8月10日が「はーと」と読み
取れることから、この日を「健康ハートの日」と定めました。これまでの「心
臓病・脳卒中=病気」の予防というイメージから、"健康ハート"をつくると
いう明るいプラスのイメージで、この日を中心に新しい国民運動を展開しよう
と始めたものです。
その年の8月10日、当財団副会長の故・上田英雄先生や理事の故・小林太刀男
先生が、日比谷野外音楽堂にて「健康ハートの日」を宣言し、また、先日
105歳にて永眠された日野原重明先生も当財団の理事として、血圧測定の重要性
を訴え、無料の血圧測定などを行いました。
それから30年以上が経過し、超高齢社会を迎えた日本にとって、単なる長生
きではなく、いつまでも健康で過ごすことのできる健康寿命を伸ばすためにも、
心臓病や脳卒中を予防する、よい生活習慣を身につけることがますます大切に
なってきています。
今年も8月10日近辺で、「健康ハートの日」を記念した健康イベントが、東京、
豊橋、名古屋、岐阜、京都にて開催されます(イベント情報欄参照)。
東京では、8月6日(日)に、新宿高島屋にて無料の健康診断、医療相談、A
ED体験等を行います。(詳細はイベント欄参照)
日野原先生が長生きの秘訣として主張されていたのが「禁煙」です。2015年
秋に、2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、禁煙推進学術ネットワー
ク委員長の藤原久義先生たちとともに、東京都の屋内施設の全面禁煙を訴えた
ことは記憶に新しいところです。
8月6日の新宿高島屋イベント会場には、禁煙マスコットの「すわん君」(吸
わんとスワン:白鳥をかけています)も登場する予定です。日野原先生を追悼
しつつ、禁煙と健康について考えてみませんか。
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【STOP MI(ストップ 心筋梗塞)】
心筋梗塞が起こる前に、こんな症状が・・・
心筋梗塞は、一旦発症すると致死率約40%の非常に怖い病気です。
心筋梗塞で入院した人の院内死亡率は10%以下で、入院後の予後は良好です
が、心筋梗塞による死亡の多くは、入院する前におこります。
そのため、心筋梗塞を一旦発症した人を助けるためには、一刻も早い救急搬
送や、AEDの活用が重要ですが、それでも救命が難しい場合も多くあり、発症を
予防することが重要です。
幸い、心筋梗塞患者の約半数は、発症前に前兆を自覚していることが知られ
ており、この前兆の時点で治療すれば、心筋梗塞の発症を防ぐことができます。
そこで、この前兆の存在を広く知ってもらい、前兆を感じたらすぐに病院へ
行くようにできれば、その人達が心筋梗塞を発症するのを防ぐことができます。
「胸の痛み、圧迫感、紋扼感」「胸やけ」「腕・肩・歯・あごの痛み」・・・
*日本心臓財団は日本循環器学会が推進する心筋梗塞(MI)予防のための啓
発活動であるSTOP MIキャンペーンを支援しています。
ぜひ下記サイトをご覧になってください。
http://stop-mi.com/
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【AEDサスペンスドラマゲーム】
皆さん、もうやってみましたか?
日本循環器学会と「減らせ突然死」プロジェクトが制作した、AED・心臓
マッサージを楽しく学べるサスペンスゲーム「心止村 湯けむり事件簿」。
ある老舗の温泉旅館で倒れたひとりの男。そこからはじまる命をかけたサス
ペンスゲーム。 問題を解いていくと、自然とAEDや心臓マッサージの方法が
身につくゲーム型のウェブコンテンツです。
AEDサスペンスドラマゲーム
「心止村 湯けむり事件簿」
http://aed-project.jp/suspence-drama/
または「AEDサスペンス」で検索
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【イベント情報】
☆8月10日は「健康ハートの日」
□■東京:健康ハートの日フェア
日 時:2017年8月6日(日)10時~16時
場 所:新宿高島屋1階JR口特設会場
JR「新宿駅」ミライナタワー改札より徒歩1分、新南改札より徒歩
2分
内 容:体験コーナー
血圧測定、動脈硬化測定、体脂肪測定
携帯型心電計による心電図測定
AED(自動体外式除細動器)体験
医療相談・栄養相談
参加費:無料
共 催:日本心臓財団・日本循環器学会
協 力:オムロンヘルスケア(株)、フクダ電子(株)
□■名古屋:第9回ハートの日
日 時:2017年8月10日(木)12時~16時
場 所:名古屋国際会議場
内 容:ハートコンサート(熱田敬一とゆかいな仲間たち)
ハート講演会「AEDの電気ショックで心臓の教室破壊を治す」
ハート講演会「体内植込み除細動器で突然死を防止する」
日舞エクササイズ、歌謡ミニコンサート(あべ静江さん)
参加費:無料
主 催:ハートの日in NAGOYA実行委員会
共 催:中日新聞、後援:日本心臓財団、愛知県内科医会
詳細はこちら(PDF)
https://nagoya.heart-center.or.jp/event/20170810.pdf
□■豊橋:第18回ハートの日
日 時:2017年8月11日(金・祝)8時30分~15時30分
場 所:ロワジールホテル豊橋ホリデイホール
内 容:健康診断・心臓病相談室・救急蘇生法講習会
ハートコンサート(豊橋少年少女合唱団)
ハート講演会「命の食事」
ハート座談会「がん・心臓病・脳卒中に勝つ食事」
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会、共 催:日本心臓財団
詳細はこちら(PDF)
https://www.heart-center.or.jp/event/20170811.pdf
□■第9回ハートの日 in GIFU
「運動がもたらす、あなたの健康寿命」
日 時:2017年8月11日(金・祝)10時~17時
場 所:岐阜市文化産業交流センター じゅうろくプラザ
内 容:講演会『心臓病 運動で予防、運動で治療』
『運動教室』『栄養教室』
子ども体験学習会、子ども体験コーナー、救急蘇生法講習会
参加費:無料
主 催:ハートの日in GIFU実行委員会
共 催:アドキットインフォケーション、日本心臓財団
詳細はこちら
http://gifu.heart-center.or.jp/event/20170811/index.html
□■第4回京都ハートの日
日 時:2017年8月11日(金・祝)14時~17時
場 所:メルパルク京都 5階会議室
内 容:講演「心臓リハビリテーションについて」
「心臓血管病 現在の対策」
シンポジウム「心臓病予防のために」
参加費:無料
主 催:京都ハートの日実行委員会
共 催:日本心臓財団
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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】
☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3
単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。
現在発売中の「心臓」7月号の特集は、「心臓サルコイドーシス」(企画:
磯部光章先生・榊原記念病院院長)です。サルコイドーシスは120年前に報告さ
れた長い歴史を持つ疾患ですが、近年、診断と治療面で大きな進歩がみられ、
さらに心臓現局性サルコイドーシスの概念が提唱されたことで、新たな展開が
みられています。これらの進展を背景に、心臓サルコイドーシスの診療ガイド
ラインが発表されました。本特集では、新しい診断基準を中心に解説していま
す。
次号8月号(8月15日発行)の特集は「Cardio-Oncologyの現状と課題」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
J-Stage「心臓」バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室
賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
一般社団法人動脈硬化予防啓発センターでは、一般社団法人日本循環器病予
防学会主催の第28回・第29回日本循環病予防セミナーで行われた講義内容を、
医療関係者向けに無料配信しております。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエ
ビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラム
となっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に
関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃
の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会で
す。
■日本循環器病予防セミナー
主催:一般社団法人日本循環器病予防学会
共催:公益財団法人日本心臓財団、一般社団法人動脈硬化予防啓発センター
<eラーニング受講登録ページ>
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no29-seminar.html
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【ドクターのつぶやき】
ジェネリック医薬品と薬剤費
若い頃と違って体調や健康状態に変調をきたして自分が病院を受診する側に
なってみると、改めて現在の医療費について色々と考えさせられる。
なかでも慢性疾患で内科診察のみで検査もなく薬の処方を受けるだけの場合
に病院に支払う費用はせいぜい数百円で済む。ところが30日分以上の薬の処
方を受けるとその薬代は薬の種類や数にもよるが千円~数千円に及び、多くは
病院外薬局に支払うことになる。このこともあって大病院の近くや駅前に院外
薬局が並んでいるのを見ると複雑な気分にさせられる。
薬代を支払う側からすると薬の価格が安いに越したことはない。国も医療費
の高騰もあってジェネリック医薬品の処方を推奨する。
ところが困ったことに価格が安い"ジェネリック医薬品"を処方する医師に
とっては薬剤費の安さだけではなく、心に引っかかる点が生じることがある。
ジェネリック医薬品の薬効は本来の薬とほぼ同じとされるが、すべてが10
0%同等とは限らず、薬には原材料以外に味・形・剤型・飲み易さ・口腔内や
食道などで失効せず胃腸管からの吸収されやすさなど本来の薬には開発社独自
の創意と工夫がなされており、一部には特許となった部分もあるので、厳密な
意味ではジェネリック医薬品と本来の薬の薬効とはまったく同一とは限らない
可能性もある。このため患者さんから"先生、ジェネリックは本物の薬と効果
は全く同じですか?"と質問されると、処方をする側の医師としては"うん、
全く同じだよ"と確信をもって答えがたいのである。
実際、以前に本来の薬を処方し、次にジェネリック医薬品に変更すると、患
者さんから「先生、今度の薬は前の薬ほど効かないので元の薬に戻してほしい」
と言われることがある。
最近は本来の薬とほぼ同じ製法を採用する会社とそうでないジェネリック医
薬品の製造会社があり、前者は区別して呼ばれるものもある。しかしながら、
処方する医師の側にどの会社のジェネリック医薬品を選ぶかを常に選択できる
わけではないので、ジェネリック医薬品の処方を推奨する通達を受けるだけの
医師としては困ってしまうのである。
現在日本で処方される薬はわが国で開発されたもの以外に海外での開発品も
多く、このため海外の会社に特許権料が支払われ、これも薬剤費高騰の原因と
なる。
薬の開発には巨額の費用と年月を要し、その開発・研究費と人材を有する大
資本の製薬会社でないと新薬の開発は年々難しくなってきている。わが国の製
薬会社が海外の大資本に立ち向かって有効な薬を開発するためには、ジェネリ
ック医薬品の製造販売だけでなく、新規で画期的な薬品の開発にも積極的に取
り組むことを応援したいところである。
この点も考慮するとジェネリック医薬品だけを処方するには多少のためらい
を感じてしまうのである。(M.H)
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
○どなたでも100円からクレジットカードで寄附ができます
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
○ソフトバンクのスマホをご利用の方は携帯料金と一緒にご寄附ができます
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
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さい]
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