メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第131号
HEART WEB NEWS for Media No.131
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第131号】2016年7月1日発行(月刊)
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2016年(平成28年)4月14日から発生しております熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を祈念申し上げます。
・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。
【目次】
トピックス:8月10日は健康ハートの日
血管健康くらぶ
AEDサスペンスドラマゲーム
イベント情報
雑誌「心臓」6月号巻頭特集「人工弁(機械弁、生体弁)の動向」
ドクターのつぶやき:胸部の聴診に思うこと
ご寄附のお願い
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【トピックス】
8月10日は健康ハートの日
日本心臓財団では、8月10日が「はーと」と読み取れることから、1985年にこの日を「健康ハートの日」と定めました。これまでの「心臓病・脳卒中=病気」の予防というイメージから、"健康ハート"をつくるという明るいプラスのイメージで、この日を中心に新しい国民運動を展開しようと始めたものです。
それから30年以上が経過し、その間に生活習慣病という言葉が生まれ、近年はメタボリックシンドローム、通称メタボという言葉が流行になりました。長寿社会を迎えた日本にとって、単なる長生きではなく、いつまでも健康で過ごすことのできる健康寿命を伸ばすためには、心臓病や脳卒中を予防する、よい生活習慣を身につけることが大切です。
*日本人の平均寿命: 男性 80.50歳、女性 86.83歳(2014年、平成26年)
日本人の平均健康寿命:男性 71.19歳、女性 74.21歳(2013年)
これから暑い夏を迎えます。まずはご自身の健康をチェックしてみませんか。「健康ハートの日」を記念して、東京、豊橋、名古屋、岐阜、京都にて、無料の健康診断、医療相談等が開催されます(イベント情報欄参照)。そして、こまめに水分を取りながら、脱水に気をつけて、暑い夏を乗り切りましょう。
なお、「健康ハートの日」を記念して、全国で心肺蘇生講習会も開催されます(イベント情報欄参照)。機会があれば、こちらもぜひご参加ください。
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【血管健康くらぶ】
日本心臓財団と動脈硬化予防啓発センターが共同運営する動脈硬化予防サイト「血管健康くらぶ」では、動脈硬化の予防に生活習慣を改善するさまざまな情報を掲載しています。
血管健康くらぶ
http://www.doumyaku-c2.jp/
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【AEDサスペンスドラマゲーム】
皆さん、もうやってみましたか?
日本循環器学会と「減らせ突然死」プロジェクトが制作した、AED・心臓マッサージを楽しく学べるサスペンスゲーム「心止村 湯けむり事件簿」。
ある老舗の温泉旅館で倒れたひとりの男。そこからはじまる命をかけたサスペンスゲーム。 問題を解いていくと、自然とAEDや心臓マッサージの方法が身につくゲーム型のウェブコンテンツです。
AEDサスペンスドラマゲーム
「心止村 湯けむり事件簿」
http://aed-project.jp/suspence-drama/
または「AEDサスペンス」で検索
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【イベント情報】
☆8月10日は「健康ハートの日」特集
□■東京:健康ハートの日フェア
日 時:2016年7月31日(日)10時~16時
場 所:新宿高島屋1階JR口特設会場
新宿駅新南改札、ミライナタワー改札より徒歩2分
内 容:体験コーナー
血圧測定、動脈硬化測定、体脂肪測定
携帯型心電計による心電図測定
AED(自動体外式除細動器)体験
医療相談・栄養相談
参加費:無料
主 催:日本心臓財団
□■第17回 8月10日はハートの日(豊橋)
テーマ:健康な食事療法で認知症を予防しよう
日 時:2016年8月10日(水)8時30分~15時30分(講演会:13時~)
会 場:ロワジールホテル豊橋
内 容:8時30分:健康診断、食事・栄養相談室、心臓病相談室
救急蘇生法講習会(AEDの使い方)、
12時20分:ハートコンサート(豊橋少年少女合唱団)
13時:ハート講演会「当院の認知症治療」
「認知機能を保つ食事療法」
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会
共 催:中日新聞社、後 援:日本心臓財団
詳 細:https://www.heart-center.or.jp/event/20160810.pdf
□■第8回 ハートの日 in Nagoya(名古屋)
テーマ:運動と食事で健康寿命を延ばそう
日 時:2016年8月10日(水)13時~16時
会 場:名古屋国際会議場センチュリーホール
内 容:13時:講演会「生きることは動くこと」
「食べることは生きること」
14時:日舞エクササイズ(NOSS)、ハートコンサート
15時:ハート座談会
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会
共 催:中日新聞社、後 援:日本心臓財団
□■第8回 ハートの日 in GIFU(岐阜)
テーマ:不整脈と正しくつきあう
日 時:2016年8月11日(祝日)10時~17時
会 場:じゅうろくプラザ(岐阜駅前)
内 容:10時~夏休み子ども体験学習会
11時~栄養教室、運動教室、救急蘇生法講習会
14時~参加型新企画:みんなで不整脈を学びましょう
15時:特別講演「心房細動はここまで治せる」
ほか
参加費:無料
主 催:ハートの日in GIFU実行委員会
詳 細:http://gifu.heart-center.or.jp/event/20160811/index.html
□■第3回 京都ハートの日(京都)市民公開講座
日 時:2016年8月11日(祝日)14時~15時
会 場:メルパルク京都 6階会議室
内 容:講演「心臓リハビリテーションについて」
「現代日本人の心臓病」
シンポジウム「心臓病予防のために」
参加費:無料
主 催:京都ハートの日実行委員会、共 催:日本心臓財団
詳 細:http://www.takedahp.or.jp/publicity/entries/post8205.html
☆第8回 全国でPUSH!!
今年も健康ハートの日を記念して、その周辺で、PUSHプロジェクトによるAED講習会が開催されます。お近くの方はぜひご参加ください。
詳細は、下記ページにて。
http://osakalifesupport.jp/push/network.html
□■循環器病予防に取り組む若手研究者のための実践講座
第29回日本循環器病予防セミナー
テーマ:循環器病予防のためのエビデンス構築
(分析計画作成のための実践講座 初・中級コース )
会 期:2016年7月26日(火)~7月30日(土)
会 場:岩手県花巻温泉
(岩手県花巻市湯本1)
定 員:42名
共 催:日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター
内 容:・循環器臨床・疫学研究の意義と手法および分析・論文作成の
ポイントを学ぶ
・既存のコホート研究等のデータに基づいて分析計画を作成する
・グループワークによる検討と全体討論
*詳細・申込みは日本循環器病予防学会ホームページを参照ください。
http://www.jacd.info/yobou-seminar/29seminar
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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】
☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。
「心臓」6月号の特集は、「人工弁(機械弁、生体弁)の動向」(企画:中野清治先生・東京女子医大東医療センター教授)です。1960年のBall弁に始まる機械弁は55年を経過し、血行力学的にも抗血栓性の点からもかなり完成度が高くなりました。生体弁も第二世代で20年を超える遠隔成績が報告され、耐久性が優れたものになってきています。また、新しいコンセプトとして、TAVRとsutureless人工弁が登場し、将来の人工弁選択の戦略が変わる可能性も出てきています。本号では最新の現状を解説しています。
次号7月号(7月15日発行)の特集は「チーム医療の実践(救急・集中治療・外来・在宅)」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
J-Stage「心臓」バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
昨年の夏に開催された「第28回 日本循環器病予防セミナー」で行われた講義内容を、医療関係者向けに無料配信いたします。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラムとなっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会です。
第28回 日本循環器病予防セミナー
テーマ「循環器病予防のための基本を踏まえた研究計画力を獲得する」
<主 催> 日本循環器病予防学会
<共 催> 日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター
<eラーニング受講登録ページ>
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no28-seminar.html
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【ドクターのつぶやき】
胸部の聴診に思うこと
内科の診察時に聴診器を用いて胸部の聴診を行う。先生により多少はやり方が異なるが通常は静かな呼吸で心尖部や第2・第3肋間部で胸骨の左縁・右縁あたりで心音を聞く。次いで深呼吸を行いながら前胸部の上・中・下肺野、そして背中も同様に呼吸音を聴診する方法がとられる。
静かな呼吸で心臓部をまず聴診するのは、低く小さな心臓の音や雑音を聞き逃さないためであり、深呼吸で肺を聴診するのは深い呼気や吸気により出てきやすい異常呼吸音を聞き逃さないためである。
最近、受診者の聴診の受け方に大きく分けて3タイプがあることに気付いた。 1)は、聴診器を胸に当てるとこちらが何も言わなくともすぐに大きく深呼吸を繰り返す、
2)は、聴診器を胸にあてても普通の息のままで肺野に聴診器を移しても呼吸は変わらず、深呼吸を指示しても呼吸の深さや回数が一定しない、
3)は、聴診器を胸に当てて"大きく息を吸って"と言ってもよく理解できない、不器用に1-2回吸って終わるか、どぎまぎする、タイプに分けられる。
1)のタイプは高齢者に多く、まだ聴診器が診断機器として重視されていた時代に診察を受けたか、呼吸器疾患の罹患者と考えられる。2)のタイプは比較的若い年齢層に多く、深呼吸を促してもあまり上手でない。3)は外国人、特に東南アジアや中国からの人たちに多くみられ、医師に診察を受けた経験が少ないためではないかと考えられる。
これらのタイプ分けは当方の印象であって実際に統計を取った成績ではなく、あくまでも個人的な印象である。
1)のタイプの方から、時に"聴診器を当てて診察してもらえる"などと喜ばれることがある一方、病院などで"診察中の先生はコンピューター画面ばかり見て診察はおろか、聴診やこちらの話を聞いてくれない"などの苦情を耳にすることがある。確かに画像診断、血液・生化学検査などにより正確な診断がつけられるかもしれないが、視診・聴診は診断学の第一歩である。
2)のタイプは、診察時に聴診器を使わない医師に接する機会が多くなった受診者ではないかと想像している。医師の診察態度が受診者の受診姿勢にも影響することを考えさせられるエピソードである。(M.H.)
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
ソフトバンクの提供する「かざして募金」や、日本財団の提供するシステム(CANPAN)を利用して、スマートフォンやインターネットから寄附(賛助会費含む)ができます。
ソフトバンク加入者の「かざして募金」以外はクレジットカード決済になりますが、その場でご寄附ができますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。なおご寄附につきましてその金額は問いません。
また当財団への寄附は税制上の優遇措置が受けられます。なにとぞ宜しくお
願いいたします。
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
[ご意見・ご感想、配信先変更・配信中止等はこちらのアドレスにご連絡くだ
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