メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第125号
HEART WEB NEWS for Media No.125
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第125号】2016年1月5日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。
【目次】
新春のご挨拶
今月のトピックスより
血管健康くらぶ
イベント情報
雑誌「心臓」12月号巻頭特集「ストレス応答と心臓の病態生理」
ドクターのつぶやき:映画'母と暮らせば'にみる二つのこと
ご寄附のお願い
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【新春のご挨拶】
明けましておめでとうございます。
新年にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
日本心臓財団にとって、設立以来47回目の新しい年を迎えることになります。
皆さまからの多大なご支援をいただき、お陰様にて今日まで充実した活動を実施できますことに篤く御礼申し上げます。
わが国は、世界一の長寿国になるとともに、人口の高齢化が急速に進展して、国民の4人に1人が高齢者という超高齢社会となりました。そこで、これから明るい活力ある高齢社会を築くには、高齢者の心身機能を健やかに保ち、自立度の低下(フレイルと表現されています)を予防し、健康寿命を伸ばすことが求められています。それには加齢が最も大きな危険因子となる動脈硬化、さらにはそれに基づく心筋梗塞や脳梗塞などの、生命に直接関わるばかりでなく、日常生活を著しく損う病気を防ぐことが重要です。実際には、加齢以外の危険因子となる糖尿病や高血圧、高脂血症などがあればしっかり治療し、特に、自己管理でコントロールが可能な生活習慣を改善することも大切です。
このような状況にあって、日本心臓財団は、皆さまが健康を増進して健康寿命を延伸するための予防や病気への対応などについての適切な情報をお伝えする啓発活動を、今後も幅広く展開してまいる所存です。
そして、財団の学術的な活動である循環器病の予防や病因の解明、そして治療や診断法の開発に関する研究助成、若手研究者の海外留学の支援なども、さらに充実させて、実施していきたく存じております。
このような活動は、全て皆さまからのご寄附があってはじめて実施が可能となります。今後ともよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。
最後に、皆さまにとりまして2016年が、より良き年となりますよう心からお祈り申し上げます。
公益財団法人 日本心臓財団
理事長 矢﨑 義雄
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【今月のトピックスより】
北風が冷たい季節ですが、駅伝やマラソンでは熱い戦いが繰り広げられる冬。
日本心臓財団ホームページ「今月のトピックス」では、「東京マラソンで活躍するモバイルAED隊。救命率は100%」と題し、救急救命士の喜熨斗氏に、マラソンで心肺停止を起こした人をすばやく救命する体制についてお話を伺っています。
日本心臓財団「今月のトピックス」
http://www.jhf.or.jp/topics/2015/004123/
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【血管健康くらぶ】
日本心臓財団と動脈硬化予防啓発センターが共同運営する動脈硬化予防サイト「血管健康くらぶ」では、動脈硬化の予防に生活習慣を改善するさまざまな情報を掲載しています。
今回のコラムは「禁煙と受動喫煙防止のすすめ」です。禁煙治療の専門家である飯田真美先生が、日本動脈硬化学会学術集会市民公開講座でお話しした内容をまとめています。ご一読ください。
血管健康くらぶ「コラム」
http://www.doumyaku-c2.jp/column/2015/12/entry_941/
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【イベント情報】
□■保健指導レベルアップセミナー
「保健指導の基礎を体系的に学ぶ(4回シリーズ)」
<日程・内容>
1)平成27年10月24日(土)生活習慣予防の視点を学ぶ(終了)
2)平成27年11月28日(土)保健指導プログラムの考え方(終了)
3)平成28年1月23日(土) 治療現場の保健指導とは
4)平成28年2月20日(土) 保健指導の総合的展開
*各回ごとの申込も可能です
<会場>
1)、2)
シオノギ製薬株式会社 レクチャーホール(東京)
3)、4)
エーザイ株式会社 東京コミュニケーションオフィス
<時 間(各回)>
13時~18 時(受付12時半より)
<参加費(各回)>
・日本循環器病予防学会会員 4,000円
・非会員 6,000 円
<講 師> 岡山 明 先生(生活習慣病予防研究センター代表)
<主 催> 日本循環器病予防学会
<詳 細>
http://www.jacd.info/hokenshidou-seminar/2015
□■第80回日本循環器学会学術集会
「市民公開講座」
日 時:2016年3月5日(土)13時開場(予定)
場 所:仙台国際センター 大ホール
参加費:無料
*詳細未定:募集要項等、決まり次第、当財団ホームページ、朝日新聞に
掲載します。
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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】
☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。
「心臓」12月号の特集は、「ストレス応答と心臓の病態生理」(企画:赤澤宏先生・東京大学講師)です。赤澤先生は本テーマの研究で2014年度日本心臓財団佐藤賞を受賞されており、本号では心筋にとっての様々なストレスに対する心筋の適応と破綻のメカニズム、さらにその細胞増殖や再生能について特集されています。
次号1月号(1月15日発行)の特集は「循環器ガイドラインの功罪」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
J-Stage「心臓」バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
今年の夏に開催された「第28回 日本循環器病予防セミナー」で行われた講義内容を、医療関係者向けに無料配信いたします。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラムとなっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会です。
第28回 日本循環器病予防セミナー
テーマ「循環器病予防のための基本を踏まえた研究計画力を獲得する」
<主 催> 日本循環器病予防学会
<共 催> 日本心臓財団、動脈硬化予防啓発センター
<eラーニング受講登録ページ>
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no28-seminar.html
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【ドクターのつぶやき】
映画'母と暮らせば'にみる二つのこと
昭和23年、被爆後3年目の長崎が映画の舞台である。長男を南方で、次男を原爆で亡くした母親のもとに、幽界の次男が現われる。儚い、束の間だけのことだが、それは母と子の暖かく、愛おしい大切なひとときであった。
幽霊は私たちの現実の世界にもいる。
亡くなった私の母は晩年、よく夢うつつの中にあって、現実と混同した。亡くなって久しい筈の某さんが昨夜、来てくれた、楽しかった、お礼の電話をしてほしい、などといった。私たちもときには、一緒になって、昔の話をきき、相槌をうったりした。理解が混乱する世界もファンタジーといいかえると美しいことを知った。ことさらに思いつめたとき、このような世界が私たちの身近にもみられるようになるのであろうと思った。
腹痛のために学校を休んで、被爆を免れたという子を突き放して自分の子は何故、腹痛を起こさなかったのか、と狂おしく泣く母親が私の胸を衝いた。
覚えのない自分が、そして息子が、娘が、何故、と思うのは世を去ろうとする人、見送る人たちがもつ思いである。それは運命なのだ、と人はいう。しかし、原爆は運命ではない、人間が作りだした悲劇なのだ、と映画は主張する。
あのとき、戦争への道を歩んでいったのは国民挙げてのことであった。そうさせていたのは私たち自身であった。一握りの人たちばかりがしたことではなかった。
幽霊は泣くと消えてしまう。しかし、涙を絶えさせなかった映画だった。時代は繰返しながら進行していく。しかし、それは全体としては、結果的には、前向きに変わっていくものであってほしい、そうでありたい、とつくづくと思った。(T.S.)
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
ソフトバンクの提供する「かざして募金」や、日本財団の提供するシステム(CANPAN)を利用して、スマートフォンやインターネットから寄附(賛助会費含む)ができます。
ソフトバンク加入者の「かざして募金」以外はクレジットカード決済になりますが、その場でご寄附ができますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。なおご寄附につきましてその金額は問いません。
また当財団への寄附は税制上の優遇措置が受けられます。なにとぞ宜しくお
願いいたします。
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
[ご意見・ご感想、配信先変更・配信中止等はこちらのアドレスにご連絡くだ
さい]
response@jhf.or.jp