メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第119号
HEART WEB NEWS for Media No.119
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第119号】2015年7月1日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。
【目次】
TOPICS :脳卒中治療ガイドライン2015 発表
かざして募金開始のお知らせ
研究褒賞募集のお知らせ
血管健康くらぶ
イベント情報
雑誌「心臓」6月号巻頭特集「大動脈ステントグラフト」
日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内
ドクターのつぶやき:高齢者
ご寄附のお願い
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【TOPICS】
脳卒中治療ガイドライン2015 発表
日本脳卒中学会より『脳卒中治療ガイドライン』が、前回2009年の発行から6年振りに大幅改訂されて発表されました。
脳卒中による死亡率は1965年をピークに減少していますが、一方、入院受療率は、がんの1.5倍、心臓病の3.5倍に上っています。脳卒中は罹患により入院治療を余儀なくされ、種々の症状が社会復帰を阻害する原因となり、現在でも寝たきり原因の第1位の疾患です(平成22年度版厚生労働省国民生活基礎調査)。
前回の改訂から6年の間に、脳卒中の治療法、および一次・二次予防法、医療環境等が大きく変化しており、時代の流れに即した見直しが図られた形ともいえます。
たとえば、「脳卒中一般」では、「発症予防」、「地域連携」の項目が、新たなエビデンスに基づき改訂・追加されました。
また、「心房細動患者の脳卒中発症予防」では、2009年以降に新たに市場導入された非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)がグレードAで加わりました。これは各薬剤とワルファリンを比較した大規模国際臨床試験をエビデンスとして採用した結果です。CHADS2スコア(心房細動患者における脳梗塞発症リスクの評価スコア)1点の症例においては、NOACがワルファリンと比較して出血性合併症リスクの低下が示されたことから、NOACのみが推奨されています。
本ガイドラインは、今後は新たな知見が次々と発表される現状を踏まえて、脳卒中学会では1~2年ごとに小改訂を行う仕組みを検討しているとのことです。
「脳卒中治療ガイドライン2015」(編集:日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会、発行:協和企画)定価:4540円+税
http://www.kk-kyowa.co.jp/stroke/index.html
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【かざして募金開始のお知らせ】
スマートートフォンから簡単に募金ができます! 「かざして募金」
日本心臓財団への寄附が、ソフトバンクが提供する「かざして募金」の寄附サービスがご利用できるようになりました。
スマホやPCから簡単にご寄附いただくことができ、携帯電話の利用料金の支払いと一緒に継続的なご寄附も可能になりました。
ぜひともご支援をよろしくお願いいたします。
*「かざして募金」のアプリ(無料)をダウンロードして、当財団のロゴ画像をかざしてクリックするか、または下記のサイトにアクセスすると、自動的にご寄附の画面に変わります。ソフトバンクにご加入の方は、そのままご寄附のボタンを押していただくと、電話料金でのお支払いと一緒にご寄附のお支払いができます。そのほかの会社にご加入の方はクレジットカードでのお支払いとなります。
・ソフトバンクのスマホをご契約の方
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/select.jsp?corp=298
・ドコモ、au等 上記以外の方
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/creditSelect.jsp?corp=298
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【研究褒賞募集のお知らせ】
日本心臓財団・フィリップス心不全陽圧治療研究奨励賞 募集中
http://www.jhf.or.jp/syou/post/
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【血管健康くらぶ】
日本心臓財団と動脈硬化予防(研究・行動)啓発センターの共同制作による動脈硬化予防啓発サイトです。患者さんへの情報提供やメディアの情報として、ぜひお役立てください。
血管健康くらぶ
http://www.doumyaku-c2.jp/
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【イベント情報】
□■第30回日本不整脈学会・第32回日本心不全学会合同学術集会
市民公開講座「減らせ・突然死」
日 時:2015年7月31日(金)13時30分~16時10分
場 所:国立京都国際会館 アネックスホールA
京都市左京区岩倉大鷺町422番地
プログラム:
1.「突然死を招く心臓発作とは」
西山 慶(京都大学)
2.「突然死を救う市民とAEDの力」
三田村秀雄(立川病院)
3.「突然死を減らす救急隊の役割」
清川 智弘(京都市消防局)
4.「突然死を防ぐ心構え」
来馬 明規(とげぬき地蔵尊高岩寺 住職・医師)
5.「私でもAED を使えた、人の命を救えた」
墨 優華(愛知県立名古屋西高等学校)
6.「小学校から始まる心肺蘇生、AED の教育」
石見 拓(京都大学)
参加費:無料(280名、AED講習40名)
詳細
http://www.congre.co.jp/jhrs30-jse32/contents/public.html
☆8月10日は「健康ハートの日」特集
□■東京:健康ハートの日フェア
日 時:2015年8月9日(日)10時~16時
場 所:丸の内オアゾ1階OO広場(おおひろば)
東京駅北口前
内 容:体験コーナー
血圧測定、動脈硬化測定、体脂肪測定
携帯型心電計による心電図測定
AED(自動体外式除細動器)体験
医療相談・栄養相談
参加費:無料
主 催:日本心臓財団
□■第7回 ハートの日 in GIFU(岐阜)
テーマ:家族で心臓病を考える
日 時:2015年8月9日(日)11時~
会 場:じゅうろくプラザ(岐阜駅前)
内 容:午前10時~夏休み子ども体験学習会(10時~)
午前11時~栄養教室、運動教室
午後2時~講演会、座談会
参加費:無料
主 催:ハートの日in GIFU実行委員会
詳 細:http://gifu.heart-center.or.jp/event/20150810/index.html
□■第16回 8月10日はハートの日(豊橋)
テーマ:健康長寿
日 時:2015年8月10日(月)8時30分~15時30分(講演会:13時~)
会 場:ロワジールホテル豊橋
内 容:食事・栄養相談室、救急蘇生法講習会(AEDの使い方)、
心臓病相談室、歯周病相談室、ハートコンサート
ハート講演会「百寿者から学ぶ:日本人の健康長寿」
「老いないための食養生」
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会、共催:日本心臓財団、中日新聞社
詳 細:https://www.heart-center.or.jp/event/20150810.pdf
□■第7回 ハートの日 in Nagoya(名古屋)
テーマ:いのちの連鎖があなたの命を救う
日 時:2015年8月10日(月)13時~16時
会 場:名古屋国際会議場センチュリーホール
内 容:講演会、日舞エクササイズ
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会、共催:日本心臓財団、中日新聞社
詳 細:https://nagoya.heart-center.or.jp/event/20150810.pdf
□■第2回 京都ハートの日(京都)
市民公開講座
日 時:2015年8月23日(日)14時~15時
会 場:メルパルク京都 6階会議室
内 容:講演「心臓リハビリテーションについて」
「現代日本人の心臓病」
シンポジウム「心臓病予防のために」
参加費:無料
主 催:京都ハートの日実行委員会、共催:日本心臓財団
☆第7回 全国でPUSH!!
今年も健康ハートの日を記念して、その周辺で、PUSHプロジェクトによるAED講習会が開催されます。お近くの方はぜひご参加ください。
詳細は、下記ページにて。
http://osakalifesupport.jp/push/network.html
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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】
☆「心臓」掲載投稿論文が、日本循環器学会認定循環器専門医の研修単位を3単位取得できるようになりました。皆様の投稿をお待ちしております。
「心臓」6月号の特集は、「大動脈ステントグラフト」(企画:荻野均先生・東京医科大学教授)です。
近年、種々の大動脈疾患に対する、低侵襲治療としてのステントグラフト内挿術の進歩・発展は著しいものがあります。従来、解剖学的に困難とされた弓部大動脈病変や胸腹部大動脈病変に対しても、バイパス手術を併用したハイブリッド治療が開発されました。本特集ではデバイスの進歩や現状の問題点等、さまざまなトピックスをまとめています。
次号7月号(7月15日発行)の特集は「血管内イメージングの新たな展開」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
J-Stage「心臓」バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
今年の夏に開催された日本循環器病予防学会企画「第27回 日本循環器病予防セミナー」で行われた講義内容を、医療関係者向けに無料配信しています。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラムとなっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃の活動の基盤となる実践的知識を内容とする講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会です。ぜひご活用ください。
第27回 日本循環器病予防セミナー
テーマ「歴史から学び、これからの循環器病予防戦略を考える」
主 催:日本循環器病予防学会(旧:日本循環器管理研究協議会)
共 催:日本心臓財団、動脈硬化予防(研究・行動)啓発センター
*eラーニング受講登録ページ
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no27-seminar.html
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【ドクターのつぶやき】
高齢者
65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態は、10~20年前に比べて5~10歳は若返っている、とマスコミが老年医学会での発表を盛んに報道している。
今日、高齢者は誰?というと、WHOでも、高齢者医療に関する法律でも、65歳からを前期高齢者、75歳からを後期高齢者としており、老齢年金の受給開始も65歳だ。しかし今日の65歳の方々を見ると、老人というにはほど遠い。20年前に比して10歳若返っているという発表には大いに納得感がある。
私も孫が出来、「おじいちゃん」と呼ばれるようにはなったが、老人扱いされるのは抵抗がある。しかし、先日バスに乗った時、小学生に「おじいちゃん、ここへ座って下さい」と席を譲られ、子供には間違えようのない「おじいちゃん」に見えるのかと大ショック。
そんな話で皆が盛り上がった時、あの「サザエさん」のお父さん、波平は何歳?という話が出た。サザエさんが24歳、波平は54歳が正解。あれが昭和20年代の54歳のイメージなのだ。私達にはもっと高齢に見えるが、当時の平均寿命が男60歳、女65歳と今日より20歳も短いことを考えると、納得がゆく気もする。我々は「サザエさん」の時代より20歳若返っていると思ってもよさそうだ。
高齢者の身体機能、健康状態が若返っているということは、高齢者医療における年齢への認識も大きく変わったということであろう。私が卒業した昭和40年代には、70歳を過ぎた患者さんには、もう積極的な治療はよく考えようと教わったものだ。
今日では、大手術でも、前期高齢者という言葉には一顧だにしないであろう。年齢を意識するのはやはり男で80歳くらいであろうか。一方で、内視鏡治療、カテーテル治療など治療の低侵襲化も目覚ましく、90歳での手術も珍しくはない。
結局、個々の患者さんの身体、生活的な年齢を考え、その方の意志を尊重するしかないのであろう。
では、その医療を提供する医師の年齢、高齢化はどう考えたものであろうか。
医師不足で何歳になっても引く手数多のようであるが、本人の判断だけで医療提供者であり続けてよいものだろうか。認知症をもつ高齢者の運転免許取消しがマスコミを賑わしているが、高齢者の専門職能力を評価する話はどの領域でも聞いたことがない。
一方、これからの高齢化社会では、年齢に関わりなく働き続けることができる社会の実現が課題の一つとされており、さてどうしたものか。 (Y.T.)
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
ソフトバンクの提供する「かざして募金」や、日本財団の提供するシステム(CANPAN)を利用して、スマートフォンやインターネットから寄附(賛助会費含む)ができます。
ソフトバンク加入者の「かざして募金」以外はクレジットカード決済になりますが、その場でご寄附ができますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。なおご寄附につきましてその金額は問いません。
また当財団への寄附は税制上の優遇措置が受けられます。なにとぞ宜しくお
願いいたします。
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
[ご意見・ご感想、配信先変更・配信中止等はこちらのアドレスにご連絡くだ
さい]
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