メディア・医療関係者向け
メールマガジン 第108号
HEART WEB NEWS for Media No.108
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS for Media 第108号】2014年8月1日発行(月刊)
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・現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承くだ
さい。
【目次】
TOPICS :8月10日は「健康ハートの日」
イベント情報
生活習慣病改善プログラム 無料ダウンロードのお知らせ
雑誌「心臓」7月号巻頭特集「右心不全」
日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内
ドクターのつぶやき「星に願いを」
ご寄附のお願い
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【TOPICS】8月10日は「健康ハートの日」
日本心臓財団では、8月10日が「はーと」と読み取れることから、1985年に
この日を「健康ハートの日」と定めました。これまでの「心臓病・脳卒中=病
気」の予防というイメージから、"健康ハート"をつくるという明るいプラス
のイメージで、この日を中心に新しい国民運動を展開しようと始めたものです。
それから約30年が経過し、その間に生活習慣病という言葉が生まれ、近年は
メタボリックシンドローム、通称メタボという言葉が流行になりました。長寿
社会を迎えた日本にとって、単なる長生きではなく、いつまでも健康で過ごす
ことのできる健康寿命を伸ばすためには、よい生活習慣を身につけることが大
切です。
*日本人の平均寿命: 男性 79.64歳、女性 86.39歳
日本人の平均健康寿命:男性 70.42歳、女性 73.62歳
(2010年の数値、厚生労働省)
平均寿命と健康寿命の差は、男性9.22年、女性12.77年。この期間を少しでも
短くすることが、これからの日本の課題といえます。
今年の「健康ハートの日」のテーマは、「心と脚は結ばれています。脚は第
二の心臓、歩いてますか?」です。脚の筋肉、特にふくらはぎには、血液を心
臓に送り返すポンプの役割があります。歩くことは運動による健康維持の効果
だけでなく、脚の筋肉を鍛えることで、心臓の働きを助けることにもなるので
す。
厚生労働省が昨年出した「アクティブガイド:健康づくりのための身体活動
指針」でも、今より10分(約1000歩)多く歩くことを推奨しています。
心と脚、どちらも大切にして健康寿命を延ばしましょう。
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【イベント情報】
☆8月10日「健康ハートの日」に、各地でイベントが開催されます。
□■「健康ハートの日 2014」(東京・新宿)
☆今年は8月10日の日曜日開催です。
日 時:2014年8月10日(日)10時~16時 ※受付は15時まで
会 場:新宿高島屋 1階JR口特設会場
内 容:体験コーナー
血圧測定、動脈硬化測定、体脂肪測定
携帯型心電計による心電図測定
AED(自動体外式除細動器)体験
相談コーナー
循環器専門医による医療・健康相談
管理栄養士による栄養相談
参加費:無料
主 催:日本心臓財団
□■第15回8月10日はハートの日(豊橋)
日 時:2014年8月10日(日)8時30分~15時30分(講演会:13時~)
会 場:ロワジールホテル豊橋
内 容:食事・栄養相談室、救急蘇生法講習会(AEDの使い方)、
心臓病相談室、歯周病相談室、ハートコンサート
ハート講演会「心臓病にならない食事」「糖質制限と健康」
参加費:無料
主 催:ハートの日実行委員会、共催:日本心臓財団、中日新聞社
詳 細:http://heart-center.or.jp/event/20140810.pdf
□■第6回 ハートの日 in GIFU(岐阜)
テーマ:もっと知りたい!心臓のこと
日 時:2014年8月10日(日)11時~
会 場:じゅうろくプラザ(岐阜駅前)
内 容:栄養教室、運動教室、講演会、座談会
子ども体験学習会(10時~)
参加費:無料
詳 細:http://gifu.heart-center.or.jp/event/t_20140810.html
□■第6回 ハートの日 in Nagoya(名古屋)
テーマ:働きものの心臓に感謝を!
~心臓からのSOSサインを見逃さないために
日 時:2014年8月10日(日)13時~16時
会 場:名古屋国際会議場レセプションホール
内 容:講演「たかが不整脈、されど不整脈」
「心臓手術に年齢の壁はあるか?」
参加費:無料(事前申込み)
詳 細:https://nagoya.heart-center.or.jp/
□■第6回 全国PUSH!
心肺蘇生を学ぶことの重要性を広く知っていただくために、
健康ハートの日を記念して、各地のNPOなどと連携し、
今年も全国一斉に各地で講習会を実施します。
詳細は、PUSHプロジェクトホームページをご覧ください。
http://osakalifesupport.jp/push/network.html
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【生活習慣病改善プログラム 無料ダウンロードのお知らせ】
生活習慣病改善プログラムは、当財団が2011年10月までインターネット上に
て運営し、そのデータを個人情報は含まずに集計し、調査・解析を行い、その
最終報告を昨年の雑誌「心臓」4月号に掲載いたしました。
現在、本プログラムをより使いやすく改修し、医療従事者の方々に無料ダウ
ンロードサービスを行っています(登録必要)。
なお、このような日本心臓財団の活動は皆様のご寄附で行われております。
ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ぜひ、生活習慣病の効果的な治療の一助としてお役立てください。
詳細は当財団ホームページより(医療従事者専用)
https://www.jhf.or.jp/lsmp/
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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】
「心臓」7月号の特集は、「右心不全」(企画:猪又孝元先生)です。
左心不全に対する治療介入が進歩し、長期生存が可能になりましたが、それ
も今は頭打ちとなり、また代替的な人工左心補助が行われると、増悪した右心
機能が問題点となってきています。右心が左心不全の予後を決める鍵となって
いるのです。しかし、右心は左心と独立しているのではなく、たがいに影響し
合っており、さらに右心が有する低圧系心腔という特徴が病態の評価を複雑に
しています。右心とは何か、基本に戻って議論すべく、多くの論点を本特集で
は浮き彫りにしました。
次号8月号(8月15日発行)の特集は「外科的弁形成術の最新動向」です。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
☆なお、4月号より制作会社が変更になり、投稿先のメールアドレス、住所、
電話番号等が変更になりましたので、下記ページにてご確認ください。
心臓編集室
http://www.jhf.or.jp/shinzo/inquire.html
☆「心臓」のバックナンバーがJ-Stage(科学技術振興機構が運営する総合電子
ジャーナル掲載サイト)にて創刊号より閲覧できるようになりました(発行1年
後を目安に掲載してまいります)。どうぞご利用ください。
J-Stage「心臓」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/shinzo/-char/ja/
☆「心臓」は、日本循環器学会との共同発行です。ご支援いただくための教室
賛助会員・病院賛助会員を募集しています。詳細は本誌をご覧ください。
「心臓」の購読・広告に関するお問い合わせ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/pur-ad.html
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【日本循環器病予防セミナー eラーニング受講のご案内】
昨年夏に開催された「第26回 日本循環器病予防セミナー」で行われた講義内
容を、医療関係者向けに無料配信しております。
第一線でご活躍の先生方の講義を通して、予防ガイドラインの根拠となるエ
ビデンスが、どのような研究計画を経て得られるのかが理解できるプログラム
となっております。研究者の方々はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に
関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方々には、日頃
の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる絶好の機会で
す。
第26回 日本循環器病予防セミナー
テーマ「ライフステージに応じた循環器病予防:エビデンスの構築と実践にむ
けて」
主催:日本循環器病予防学会(旧:日本循環器管理研究協議会)
共催:日本心臓財団、動脈硬化予防(研究・行動)啓発センター
eラーニング受講登録ページ
http://www.doumyaku-c.jp/elearning/JACD/no26-seminar.html
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【ドクターのつぶやき】
-星に願いを-
8月に入り旧暦の七夕を祝う方も多いと思います。七夕は五節句のひとつで、
織女と牽牛が1年ぶりに会うとの言い伝えがあります。織女星はこと座のベガ
で、牽牛星はわし座のアルタイルです。ベガは地球から25光年、つまり光でも
25年かかる彼方にあり、言い換えると私たちが今見ているベガは25年前の彼女
の姿なのです。
さて、話は変わりますが、沖縄は本土復帰後30年間平均寿命が最も長い県で
した。ところが2002年は女性では全国1位を維持したものの、男性は全国平均
を下回り26位になりました。調べると若年層における心血管疾患死が増加して
おり、その背景には野菜や豚肉、魚介類に富む伝統的な沖縄型食生活が、
1970年頃からハンバーガーやフライドチキンなどに代表される米国型に急速に
変化したことがあげられたのです。
また沖縄は車の保有率も高く、その結果、県民の肥満率は2012年には全国一
となり、特に働き盛りの年代の心血管疾患による死亡の増加につながったと思
われます。
心血管疾患の原因となる動脈硬化は10代から始まり、40代で狭心症や心筋梗
塞などの心疾患を来します。つまり動脈硬化の発生から実際の発症まで30年以
上を要するのです。
本土復帰当時30~40代であった人たちは、戦後伝統的な沖縄の食生活に親し
んでいたと考えられ、動脈硬化性病変が軽度であったため長寿県となり得たの
でしょう。しかし、その頃に子供であった人々では米国型食生活が急速に進む
とともに、運動も減少した結果、現在の状況に至ったといえます。
沖縄県医師会は今後適切な対策を打たないと、状況はさらに悪化すると呼び
かけていますが、これは沖縄にとどまらず日本全体に共通する大きな問題とな
ります。つまり、生活の欧米化に伴い、同様の現象が各地で起こる可能性が非
常に高いと懸念されます。
心血管疾患はあるとき突然私たちを襲いますが、その背景にある動脈硬化は
数十年かけて進んでいたといえるのです。それは彼方の星で25年前に起きた出
来事を見るように、数十年前の私たちの血管から届いた危険警報ともいえるで
しょう。
では私たちは何をすべきでしょうか?
言うまでもなく、脂肪の少ない日本本来の食習慣を幼い世代に引き継ぐこと
にほかなりません。いま、世界中で低カロリー、低脂肪の和食が脚光を浴びて
います。私たちの子供や孫に、この食生活を伝えることができるならば、数十
年後に私たちのメッセージが未来の長寿社会に届くかも知れません。
夜空の星にそのような思いをはせてはいかがでしょうか? (M.Y.)
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【ご寄附のお願い】
日本心臓財団は皆様の寄附により支えられております。
http://www.jhf.or.jp/kifu/
なお、日本財団の提供するシステム(CANPAN)を利用して、当財団で
もインターネットによる寄附(賛助会費含む)ができるようになりました。
カード決済になりますが、こちらのほうが便利な方はぜひご利用のうえ、ご
寄附をいただけますと幸いです。なおご寄附につきましてその金額は問いませ
ん。
また当財団への寄附は税制上の優遇措置が受けられます。なにとぞ宜しくお
願いいたします。
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日本心臓財団HEART WEB NEWS
発行:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/
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さい]
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