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一般向けメールマガジン 第227号

HEART WEB NEWS No.227

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS 第227号】2024年7月1日発行(月刊)
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【目次】
 トピック:AEDの普及と市民による救命:20年の歩み
 イベント情報:AED20周年記念シンポジウム・イベント開催
        2024心臓を守る親子教室
        第60回日本循環器病予防学会学術集会市民公開講座
 ドクターのつぶやき:私の近況
 ご寄附のお願い

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【トピック】

 AEDの普及と市民による救命:20年の歩み

 7月1日はAEDの日。
 2004年7月1日、厚労省より各自治体宛に通達が出され、それによりAED(体外式自動除細動器)を医療従事者でない一般市民が使用して救命することができるようになりました。
 それから20年。救命現場にいた市民によるAEDの使用により、数多くの突然の心停止事例が救命されました(2022年末までに7,656人がAEDにより命を救われています)。
 AEDを使用するのに、資格も義務もありません。倒れた人を助けようとする思いと勇気が、これだけ多くの命を救ったのだと思います。

 しかし、方で目の前で心停止した人(28,834人)に対し、AEDを使用して電気ショックをかけた例(1,229人)は、全体の約4%にすぎません(2022年総務省消防庁統計)。胸骨圧迫とAEDによる電気ショックが行われれば、心停止の人の約6割が救われていることを考えると、もっと多くの人が救われる可能性があります。

 より多くのAEDが適切な場所に配置され、その場所を多くの人が認識し、多くの人が講習を受けて、いざという時に迅速に救命行為を行うことで、もっともっと多くの命が助かることができると思われます。
 そのために、私たちも尽力していきます。

 日本心臓財団・日本循環器学会発行の雑誌「心臓」6月号に、「AEDの普及と市民による救命:20年の歩み」が日本AED財団より寄稿されました。多くの人に読んでいただくため、下記日本心臓財団ホームページにて無料公開しております。どうぞご一読ください。

 日本心臓財団ホームページ 月刊「心臓」
 「AEDの普及と市民による救命:20年の歩み」(PDF)公開
 https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/

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【イベント情報】

■AED20周年記念シンポジウム・イベント開催(東京・有楽町にて)
 「あって当たり前から当たり前に使用するものに」

日 時 2024年7月14日(日)
 シンポジウム:13:00~16:00
会 場 有楽町朝日ホール 12階( 入り口は11階)
東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン
 *シンポジウムは事前申込が必要です(参加費無料)

 同時開催:AED体験イベント
     (参加費無料、こちらは事前申込不要。親子でどうぞ)
  
  詳細、お申込みはこちら
  https://aed20th.com/event.html

■2024心臓を守る親子教室
「病院を探検しよう!医療のお仕事を体験してみよう!」

日 時:2024年7月21日(日)1回目10:00~ 2回目14:00~の2回
会 場:榊原記念病院3階ホール
対 象:小学校3年生~中学校3年生(保護者1名同伴)
詳細、お申し込みはこちらのページから
https://www.hp.heart.or.jp/topics/topics-14867-3/

主催:榊原記念病院 共催:日本医科大学付属病院、武蔵野赤十字病院
後援:日本心臓財団ほか

■第60回日本循環器病予防学会学術集会市民公開講座(オンライン)
https://www.ksi21.com/jscdp60/index12.html
★どなたでもご視聴できます
★配信期間2024年5月7日~2025年1月6日
"しなやか"な血管と生きる
講演:冨山博史 先生(東京医科大学 客員教授)

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【ドクターのつぶやき】
 
 私の近況

 昔、在籍した職場の担当女性から事務連絡があった。このときのメールには私の近況を案じてくれている一文が添えられていた。早速、運動は一日5,000歩の散歩、脱水を避けるべく、間なしに水を飲んでいる、頭の訓練のためには随想と称する思いつきを書き散らしている、と返事した。随想を書くための口実に、我が家の家庭内交換メールに「次世代に残す随想」という項目を作ったのはよいアイデアだったと自画自賛している。

 実は、近況にはすさまじいものもある。下肢は浮腫のために膨れていて、腕は細く、少々大袈裟ではあるが、筋肉は痕跡化しつつある。迷子防止のためのアップル・ウオッチは今日は歩数が十分足りたとか、足らないから頑張れ、などと間なしにうるさい。しかし、それでも見守られている安心感がある。
 調べごとをしていると、調べるべきものの口実がつぎつぎと浮かんでくるのは嬉しい。調べるためには出かける。バスに乗り、地下鉄に乗り換えて、長い階段をゆっくり上がる、コピー機が私の指に反応しないので、受付女史の指を借りる。出先図書館の 書棚に思いがけない発見があったりするのはたまらなく楽しい。

 強いて幸せ感に包まれようとしているなかで、ただ、辛く、避けられないのは、昔の仲間の訃報である。これは淋しい。先日、そのお子さんから伝えられてきた悲報には「この人の子であってよかった、」と一筆が添えられていた。淋しさは一層、募った。(T.S.)

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