一般向けメールマガジン 第192号
HEART WEB NEWS No.192
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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS 第192号】2021年8月2日発行(月刊)
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【目次】
トピック:8月10日は「健康ハートの日」
イベント情報
ニュース:コロナワクチンに関する日本循環器学会の声明
ドクターのつぶやき:人類滅亡の危機
ご寄附のお願い
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【トピック】
8月10日は「健康ハートの日」
日本心臓財団では、設立15年を迎えた1985年、8月10日が「はーと」と読み取れることから、この日を「健康ハートの日」と定めました。これまでの「心臓病・脳卒中=病気」の予防というイメージから、"健康ハート"をつくるという明るいプラスのイメージで、この日を中心に心血管病予防の新しい啓発運動を展開しようと始めたものです。
その年の8月10日、当財団副会長の故・上田英雄先生や理事の故・小林太刀夫先生が、日比谷野外音楽堂にて「健康ハートの日」を宣言し、また、故・日野原重明先生も当財団の理事として、当時から血圧測定の重要性を訴え、無料の血圧測定などを行いました。
現在の超高齢社会を迎えた日本にとって、単なる長生きではなく、いつまでも健康で過ごすことのできる健康寿命を伸ばすためにも、心臓病や脳卒中を予防する、よい生活習慣を身につけることがますます大切になってきています。
今年は、日本心臓財団、日本循環器協会、日本循環器学会の三団体が協力して、「すごいぜ心臓」というテーマを掲げて、8月10日の健康ハートの日を中心に、さまざまなイベントを開催する予定です。
新型コロナウイルス感染拡大が続いているため、オンラインでのイベント開催となりますが、下記特設サイトを参照の上、ぜひご参加ください。
暑い日が続いております。コロナウイルスばかりでなく、熱中症、脱水に気をつけて、毎日働いている心臓のことも考えてみましょう。
健康ハートの日特設サイト
https://www.kenko810.com/
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【イベント情報】
★「2021年健康ハートの日」
各イベントの詳細は特設サイトをご参照ください。
https://www.kenko810.com/
□■健康ハートの日オンライン救命講習「全国でPUSH!!」
2021年8月9日(月・祝)11時~12時
参加費:無料
参加方法:以下のURLから、必要事項を記載してお申し込み下さい。
https://forms.gle/hntGVmw7WqkQcnAp9
*Zoomミーティングに参加できるPC,スマートフォン等の端末が必要です。
□■健康ハートの日「夏休み自由研究 ハートの応援団」
2021年8月10日(火)10時~11時30分
対象年齢:小学校高学年?中学生(10-15歳)
参加費:無料
参加方法:以下のURLから、必要事項を記載してお申し込み下さい。
https://zoom.us/webinar/register/WN_55vrZ-jFS0yQU0GYnCLk6w
*Zoomミーティングに参加できるPC,スマートフォン等の端末が必要です。
【時間割】
1時間目 理科「心臓ってなーに?」
2時間目 社会科「病院でハートを守るお仕事」
3時間目 家庭科「うちご飯の塩日記」
4時間目 体育 「ダンス with すわん君」脈を計ろう
5時間目 夏休みこどもハート相談室
□■健康ハートの日 オンラインフォーラム
わたしの「心臓」大丈夫?! ~忍び寄る「弁膜症」を知る~
2021年8月21日(土) 13時30分~16時
参加費:無料
*事前申込が必要です
申し込みフォーム https://www.npwo.or.jp/info/19181
*インターネットに接続できるPC,スマートフォン等の端末が必要です。
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【ニュース】
日本循環器学会が『新型コロナウイルスワクチン接種後の急性心筋炎と急性心膜炎に関する日本循環器学会の声明』を公開しました。
https://www.j-circ.or.jp/topics/jcs_statement_2021/
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【ドクターのつぶやき】
人類滅亡の危機
コロナの第5波が懸念されている中で、オリンピックが開かれている。巷では、何のためのオリンピックか、との疑問の声も上がっているが納得のいく説明はなされていない。
昨年7月の朝日新聞の天声人語に、英国宰相チャーチルの言葉を引用して国のリーダー論が書かれていた。▼政治的手腕とは、明日、来週、来月、来年どうなるかを予告する能力である。英宰相のチャーチルはかつて述べた。予測の難しさを熟知する彼はこう続ける。「かつ、なぜそうならなかったかを説明する能力でもある」と。
未来予測能力は、ホモサピエンスのみに付与された能力で類人猿にはその能力はないことを京大の霊長類研究所の先生から聞いたことがある。現在のコロナ禍に脅かされている状況下では、特に先を読む能力が要求されると思うが、人間は自分に都合の良い未来しか想像しない動物であるらしい。将来に対する脅威や不安はあっても、最後には何とかなるだろうと考えているようだ。確かにそう考えないと生きていけないのも事実である。
オリンピックは目の前にある関心事ではあるが、いまから500年先に人類滅亡の危機が迫っているといわれてもまじめに受け止める人は少ない。
しかし、地球温暖化が今のまま続けば北・南極の氷層の融解、海水面の上昇による沿岸都市の沈没、海水温の上昇に伴う気候変動と農作物、海洋資源の激減により人類は破局を迎えるという未来予測がなされている。
温暖化の原因は、石炭・石油の炭素資源に由来するCO2産生にその根源があるため、世界でカーボンゼロの一大プロジェクトが始まったのである。
でも、多くの人は、人類があとわずか500年で滅亡するとは考えていないだろう。温暖化による人類滅亡の危機は、記録的な大雨や台風の発生のみならず、カナダや米国の異常高温(49.5度)と山火事の多発にその予兆がみられる。
にもかかわらず、それが人類滅亡とつながっていると考える人は少ない。いや、考えたくない未来は脳裏から忘れ去られるようになっている。
現在のコロナ禍も100年前のスペイン風邪の記録を見れば、楽観視できないはずであるが、今はワクチンがあるから大丈夫と思っている人が多い。この楽観思想もホモサピエンスの優れた能力なのだろうか?
200年前の緒方洪庵ならどんな未来予測をしただろうか?聞いてみたいものである。
(M.H.)
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