心臓病用語集

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ワーファリン

わーふぁりん

血液を固まりにくくする薬(抗凝固剤)。一般名ワルファリン。ビタミンK類似構造のクマリン誘導体で、ビタミンKに拮抗し、肝臓においてビタミンKが関与する血液の凝固因子が作られるのを抑えて、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを予防する薬。プロトロンビン時間値を測定することによって、ワーファリンが過剰になって出血傾向を呈することなく、至的な凝固阻止能を呈するように管理する。
人工弁置換術や心房細動の血栓症予防に用いられることが多いが、日本人の特異な食物として納豆が大きな問題をかかえている。ビタミンKを多く含み産生する納豆の摂取は禁忌とされてきたが、最近ビタミンKをに関係しない新しい抗凝固剤ダビガトラン(プラザキサ®)なども登場している。192ワルファイリン2.jpg
 
<川田志明先生提供> 
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