川崎病とは
川崎病は幼い頃に発熱や皮膚が赤くなる原因不明の疾患ですが、川崎病に罹ると、心臓全体に血液を送る冠動脈に瘤ができることがあります。その瘤に血栓ができて冠動脈が詰まり、心臓発作を起こすことがありますので、定期的な診察が必要になります。
川崎病の患者さんは現在、1000人中4~5人います。川崎病が発見されて以来、40年間で24万人の人が罹患しました。冠動脈に瘤ができるのは、そのうち3~5%です。患者1万人のうち30~40人に、冠動脈疾患を起こす可能性の高い大きな巨大瘤ができています。そのような患者さんは血液が固まらないような薬を飲み続ける必要があります。狭窄に対しては、カテーテル治療や外科手術が行われる場合もあります。
妊娠と期外収縮、小学校の心電図検診でQS型といわれた、不整脈と弁膜症で心不全に、狭心症の疑いなど、日本心臓財団は7,500件以上のご相談にお答えしてきました。