高血圧と運動効果
高血圧で降圧薬を服用中です。以前から睡眠不足が重なると期外収縮が起きやすく、注意していましたが、運動を勧められていましたので、減量をかねて半年ほど前からサーキットトレーニングを始めました。
減量の成果は見えませんが、コレステロール、血圧が下り始め体質にあっていると考えていましたが、正月明けでしばらくぶりにトレーニングをしましたら、その時は何も異常を感じなかったのですが、夜に動悸と期外収縮が起き、体が興奮したようになってなかなか寝付けませんでした。翌日に期外収縮はおさまりましたが、心臓が筋肉痛のような感じで重苦しく、鈍い痛みのような感じもします。
運動は心臓にどのような時に効果があり、また続けてよいのでしょうか。
回答
適度な運動は血流を増やし、心拍数をまし、血圧を高め、収縮力を増すといった形の負荷を心臓に加えることによって、心臓を鍛えるという意味をもちます。しかし、これが過度になったり、心臓に故障があったりする状態での運動であったりすると、心臓は負荷に耐えられず、さまざまな支障が起こってきます。運動時に違和感が起こったり、不整脈が起こったりするのはそのような場合です。これらはいわば、警戒警報であり、身体がもっと慎重にしてほしいと要求していると考えてよいものです。
あなたさまの場合は、当初のトレーニングは身体にあっていたと思われますが、年明けからの運動開始がすこし突然だったのではないでしょうか。十分な準備運動から始めるのがよかったのではないかと思います。また、いつもこのような状態がつづくようであれば、担当医に相談なさるのが安全と思います。