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腹部動脈瘤手術後、下半身麻痺になった

71歳 男性
2009年9月13日

71歳になる私の父が、先日、尋常でない腹部の痛みを訴え、救急車で大学付属病院に運ばれました。腹部大動脈瘤で、運ばれたときは破裂が始まっており、このままだと数時間で死亡するということで、緊急手術をしました。
執刀医から「命を優先しますので、もしかすると脳血栓や下半身不随、人工透析などの後遺症がでるかもしれません」といわれました。
24時間の大手術は成功しましたが、後遺症として下半身不随となってしまいました。
担当医は「車いすの生活になるが、リハビリ次第でおトイレには自分でいけるようになる可能性もある」とのことでした。
家族として、今後、どのようなことを家族としてサポートすればいいのでしょうか。
たとえば、ハリ治療、温泉療養などは効果があるのでしょうか。

回答

大動脈瘤手術の際には、半身麻痺がときにみられます。旧い動脈瘤の歴史があるときには、側副血行路ができていて、瘤の手術をしても、神経の血行は保たれますが、出来てから日の浅い動脈瘤の場合には、側副血行路ができあがる余裕がなく、手術とともに、神経への血行も断たれてしまうからです。これは手術前には確かめる方法はなく、最悪の場合を恐れながら手術をするしかありません。生命をとりとめた今は、リハビリに力を注いで、残された機能を少しでも回復させる努力をする必要があろうと思います。鍼治療や温泉治療にもある程度の効果はあります。試行錯誤的になりますが、工夫なさってください。

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