下肢大腿動脈狭窄の術後に心臓の検査も必要か
88歳
男性
2004年3月10日
10ヶ月前に、下肢股大動脈の付け根から10数センチのところに2センチ程度の狭窄個所が見つかりステントで拡張しました。
下肢に動脈の狭窄あるひとは、胸部にも出来ている可能性があるとのことで、今回その個所の様子を見るのと同時に心臓の大動脈も調べるとのことです。自覚症状は全くありません。
経過と心臓の血管を調べる必要があるのでしょうか?
回答
88歳という高齢で、手術をされたというのはかなり苦痛が大きかったのでしょうか。
高齢であれば、手術後の安静や出血の影響が大きいために、症状とのかねあいで対応を決めるのが通例です。大腿動脈狭窄があれば、心臓を養っている動脈にも病変が及んでいる可能性はないとはいえませんが、症状あるいは検査所見に異常がなければ問題にはしなくてもよいのではないでしょうか。もっとも、高齢であっても体は若若しいというのであれば、別です。