弁置換後、苦しくて、歩けない
76歳
男性
2004年7月20日
一緒に暮らしている76歳の祖父の具合が良くないので、ご相談させていただきます。
祖父は、24年前に心臓の大動脈を人工弁に換え、また、17年前にも僧帽弁置換術を受けました。さらに心房細動が強いため、ペースメーカも入れております。
症状はまぁまぁ、波はありながらも落ち着いていましたが、昨年9月から息苦しくなり、いろいろ病院で検査を受けております。
その結果、「大きな異常はないが、人工弁の金属疲労により血脈中の鉄分を分解されるのではないか。これはちょっとも治らないね」と言われているのですが、最近では苦しくて歩くことも困難な状況です。
なにか良いアドバイスはないでしょうか。
採血の検査数値は、以下の通りでした。
・（白血球L）31 ・（赤血球L）239 ・（HbヘモグロビンL）8.2
・（HtヘマトクリットL）26.4 ・（MCV H）110.5 ・（MCH H）34.3
・（MCHC L）31.1 ・（血小板L）10.0・（PT％L）27
・（ナトリウム）140 ・（カリウム）3.8 ・（血清鉄）78
回答
検査の数値からすると、かなりの貧血があるようです。人工弁を入れた患者さんでは、血液が破壊されて、貧血を起すことがあるのです。担当医が、鉄分が分解されているのではないかといわれたというのは、このことではないでしょうか。ただ、打つ手はあるかといわれると困るのですが、担当医とご相談になってみては如何でしょうか。
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